
今年は色々あった。
結婚した。
これが一番大きな出来事だろう。
結婚の前に、私の両親と共に彼女の実家である
広島に行ったことが意外と強く印象に残っている。
結納をしに行ったので、正確には旅行とは違うけれど、
もうほとんど旅行みたいなものだった。
両親と旅行をするなんて何年ぶりだったろう。
中学一年生くらいが最後だったと思うので、
14~15年振りに違いない。
羽田空港第2ターミナルのデザインや綺麗さ、
新婚旅行以来の飛行機に興奮気味の両親。
もともとおしゃべりな父親がさらにヒートアップして
おしゃべりが止まらない。
機内の中でも延々としゃべっていたのではなかろうか。
そんな両親を自分が引率する形で歩いていると、
なんだか不思議な気持ちになった。
小さい頃にデパートで迷子になって、
泣き叫びながら母親を探して右往左往していた自分が
航空券のチケットを手配し、タイムスケジュールも管理し、
両親を引き連れて「こっちだよ~」なんて言いながら
自分が先導して歩いてる。
大人になってしまったと思った。
両親がいなければ何もできない、
どこへも行けない子供だったのに、
気が付いたらこうだ。
なんだか泣けてくる。
進んでるんだなと実感させられる。
時間とか、成長とか、そういったものが。
進みたいとか、進みたくないとか
そういう意思みたいなのは関係なくて、
もう本当に勝手に進んでいる。
両親が育んできた日々の生活というか役割が、
今度は自分の番に回ってきたと感じる。
子供ができたらおそらく自分達の両親と同じように
育てるのだと思う。
そして子供が成長して今の自分と同じ年齢になったときに
自分と同じようなことを考えたり感じたりするのだろうか。
するのかもしれないな。
だって自分の子供だもの。
それはそれで嬉しい、のかな。
結婚式をするにあたって、たくさんの人たちのお世話になった。
普段何気なく生活していてなかなか気付きにくいけれど、
本当にたくさんの人たちと関わっている。
あらためてそれを教えられた気がした。
そんなたくさんの人たちから「おめでとう」と言われて
今までの人生で間違いなく1番!
最高の日を迎えることができた。
感謝。
ありがとうございました。