くもり のち あめ

うしろ向き、うしろ向き、たまに、まえ向き。

迷子な夢と電車とタクシー

2007-06-29 16:57:32 | 日記
私はお酒を飲むと眠たくなる。

だから良い感じになってしまったときの
帰りの電車が鬼門なのである。

山手線は環状線だからまだ良い。
目が覚めたときに1周してまた元の駅に戻っているのだから。

いつかやるぞ、やるぞと思っていたが、
昨日つくばエクスプレスでやってしまった。

秋葉原から乗り込みそのまま就寝。
目が覚めたときには『八潮』をはるかに通り越し『柏の葉キャンパス』。

この瞬間の気分といったらなんとも言えない。
脳は完全に覚醒していなくて、
目の前には通過したことも降りたこともない駅となると
もう何がなんだか。
知らない土地で迷子になった子供のようであり、
ものすごくリアルな夢の世界にいるようでもあった。

自分がここに存在していることがすごくデタラメで
間違ったことのように思えて、
意味もなく周りの乗客の顔を見てしまう。

3分ほどで正気を取り戻し、
上りホームを見てみると『本日の秋葉原行きは全て終了しました』
と表示されている電光掲示板が目に入った。

がっくり。

初めて降り立つ深夜の『柏の葉キャンパス』。
暗闇の中、建設中の大規模なマンションがそびえ立っていた。
ここもものすごい勢いで沿線開発が進んでいるんだ。
八潮と一緒だ。
ちょっとだけ親近感がわいた。

しかし一体いくらになるのやら・・・と
しょんぼりしながらタクシーを拾う。

タクシーの運転手さんと沿線開発、マンション、一戸建て
についてなぜか熱く語り合ってしまった。

¥6,740で済んだのは不幸中の幸いか。

もちろん家に帰っても誰もいない。
少し寂しい。
帰ったばかりの部屋の中は、当たり前だが閉め切っていたので
蒸し暑く、気だるさに追い討ちを掛ける。

洗濯物をたたんで、ワイシャツにアイロンを掛けた。

まぁたまにはこんな日も悪くない。

安部公房・著『砂の女』

2007-06-29 16:00:58 | 読書


泥のような日常から抜け出す、
趣味である昆虫採集のために訪れた
寂れた村で自由を奪われてしまった男の教師。

いきなり監禁状態にされて、元の生活に戻れないとなれば、
誰だって動揺し、なんとしてでも逃げ出そうとするだろう。

退屈で、どうでもいいことだらけの日常から抜け出したいと、
常日頃から願っていたとしてもだ。
それとこれとは話は別だ、と。

しかしそこでの景色がまた人を変える。

砂のように流動し、形を変え、止まったと思ったら
また流動する。

いちいち人間は環境の変化に適応する。
それが過酷な環境であってもだ。
強いというか図々しいというか。

頁数は決して多くない小説なのだが、
読み終えるまでに3ヶ月くらいかかってしまった。
とにかく比喩が素晴らしくて、
良くこんな表現が思いつくなと、
あらためて小説家の凄味を感じた。

普通に生きているだけでは絶対に思いつかないような表現の仕方。
それらを目の当たりにしてなんだか少し人生が
豊になったような気さえする。

世界二十数ヶ国語に翻訳されているというのもうなずける。

次回は、中島らも・著『今夜、すべてのバーで』
ネットを徘徊していたらまるで自分と同じような感覚の
人がこの本を読んでいて、その感想がすごく気になったから。



アンパンマンみたいな

2007-06-13 19:18:30 | 日記
今日も良いお天気。

梅雨なんて来なければ良いのにと思ってしまうけれど、
それはそれで色々と面倒くさいことになるから
やっぱり梅雨もなきゃダメなんだ。
通勤で自転車に乗るときだけ止んでくれれば良いのに。

これだけ科学やコンピュータが発達しても、
お天気の分野だけはまだまだのりしろがあるように感じられる。
天候を自由自在に操れるようになるどころか、
お天気予報だって100発100中当たらない。

でも天候を操れる技術が確立されてしまったら、
戦争に使われてえらいことになるから出来ないほうが良いのか。

実はどこかの国のどこかの小さな町に先祖代々受け継がれている
『天気師』という一族がいて、その一族が全世界の天候を
コントロールしていたら面白い。

風や雲は地球の自然現象じゃなくて、すべて天気師が起こしている。
するとその一族の存在に気が付いた大国同士の争いに巻き込まれていく・・・。
と、突然思いついたのだが、こういう話はもう世の中に
かなり出回っているのだろうか?
でなければ早々に絵と物語を起こして著作権を得なければ。
かわいい絵にして第2のやなせたかし氏になるのだ。

ものすごい著作権料だろうな。
絵本、テレビアニメ、映画、おもちゃ、お菓子、ふりかけ、ソーセージ・・・。
想像しただけでワクワクする。

そんなことより生まれてから27年と6ヶ月目にして
初めて1人暮らしをはじめる。

しかし実家と同じ市内という辺りが小心者の証。
転入届、転出届も要らず、転居届け、
それが小心者の証。

せめてご飯だけは自分で炊こうと思う。
正確にはタイマーを設定して炊飯器に炊いてもらうわけだが。

さらに1品だけでも得意料理が身に付けば良いなと思う。
リアルな妄想の中では、肉野菜炒めを作っている自分がいるので、
とりあえず肉野菜炒めに挑戦だ。
ほっかほっか亭でも散々お世話になったメニューなので、
イメージもしやすい。おまけにご飯も進みそうだし。

当分の間ひとり暮らし日記が書けそうだ。

それでも

2007-06-12 16:33:45 | 日記


今日この言葉に出会って、
烈しく心を揺さぶられ、涙がこぼれそうになった。
暗唱できるほど深く心に刻もうと思った。


// 以下抜粋 ===========================
人は無理を言う。理屈が通らないし、
自分勝手だ。それでも、
愛そうじゃないか。

良いことをすれば、エゴでやったんだと、
人はあなたを批判する。それでも、
良いことをしようじゃないか。

あなたが成功すれば、偽りの友人、
そして本当の敵が現れる。それでも、
成功しようじゃないか。

今日、行った良いことは、
明日には忘れられる。それでも、
良いことをしようじゃないか。

正直に振る舞い、隠し事をなくせば、
自分は傷つきやすくなる。それでも、
正直に、隠し事をなくそうじゃないか。

何年もかかって築き上げたものは、
一夜にして崩れ去るかも知れない。
それでも、築こうじゃないか。

持っている最高のものを、
世の中に与えたら、
自分は損するかも知れない。
それでも、
持っている最高のものを、
世の中に与えようじゃないか。

世界は闘争で一杯だ。それでも、
平和な心を選択しようじゃないか。


(Anyway、マザーテレサ?[神田昌典訳])


(英語)
If you do good, people will
accuse you of selfish motives.
Do good anyway.

If you are successful, you will
win false friends and true enemies.
Succeed anyway.

The good you do today will
be forgotten tomorrow.
Do good anyway.

Honesty and transparency
make you vulnerable.
Be honest and transparent anyway.

What you spend years building may
be destroyed overnight.
Build anyway.

People who really want help may attack you
if you help them.
Help them anyway.

Give the world the best
you have and you may get hurt.
Give the world your best anyway.

The world is full of conflict.
Choose peace of mind anyway.


(参考)
成功者の告白(神田昌典)


『いい言葉ねっと By Shu』
http://www.e-kotoba.net/e-cgi/db.cgi?mode=view&no=6743

どうでもいいランキング

2007-06-06 19:33:42 | 日記
WEBで資生堂「uno」のCMを見た。
グラビアアイドル達と松岡修三が間接的に
コラボレーションしているあのCMだ。
出演しているアイドルは下記の7人。

・瀬戸早妃
・和希沙也
・加藤理恵
・倉科カナ
・岩佐真悠子
・安田美沙子
・山崎真実

とりあえず全員3回ずつくらい見てみた。
そして勝手に順位を付けてみる。
色々な意味での順位だ。

1.安田美沙子
2.和希沙也
3.岩佐真悠子
4.瀬戸早妃
5.加藤理恵
6.山崎真実
7.倉科カナ

間違いなく「世界のどうでもいいランキング」
で表彰台に立てる程どうでもいいランキングだ。

それにしても安田美沙子、さすがだ。

http://www.shiseido.co.jp/uno/