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高校公開授業参観レポート5<課外研究>

2005-11-22 22:04:48 | Weblog
 6時眼目が終わって掃除も終わると、数学・物理・化学・生物の研究室にめいめい、生徒たちが集まってきて、課外研究として実験などを行っている。
 これは見ていて楽しかった。
 科学の授業で、廊下まで熱弁が聞こえた先生がいて、思わず教室に飛び込んで電流の基礎を生徒と共に興味深く聞いた。その先生は本当は、専門が物理で課外研究ではG=9.8を証明する実験を生徒と共にやはり大変熱心に、そして的確に指摘しながら研究をしていた。
 食品に表示されたビタミンCの真偽を計測する科学グループの女の子たち。
 「先生が研究室の冷蔵庫に入れてるプリンが実験用なのか疑問なんです」と言う生物研究グループの女の子たち。
 2500個のパチンコだまを使って規則的に打ち込んだ釘の間を、計算どおりの確立で落ちてゆくかどうか実験している男の子たち。

 こんなに楽しげで目の輝いている生徒が、6時間の授業中のどこにいたのだろうか?同じ子供たちなのだろうか?そりゃそうだ。ほとんどしゃべらずに黙々と教科書の問題を黒板に解いてゆく数学の先生の授業なんか、楽しいはずが無い。
 そういう子供といる先生も、心なしか授業中より元気が良く楽しそうである。
 浅川教頭先生がおっしゃっていたように40人もの子供が全員満足する授業の組み立てというのは、釘の間を確率を無視してひとつの穴にパチンコだまを入れるように難しいものなのだろう。

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