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高校公開授業参観レポート1<校長室にて>

2005-11-16 23:09:07 | Weblog
 「土屋の行くところ、雨が降る」の言葉どおり、長野から大町へ追いかけるように雨模様になった。
 一時限目の途中の到着したわれら一行は、大野範彦校長先生にご挨拶をして一日の計画を練る。浅川司教頭先生はフロンティアハイスクール協議会の参加者で、面識があったのでずうずうしくも校長室に入り込んでお話を伺った。

 県立高校の再編問題・少子化問題・教員の質・教員の人数など、高等学校を取り巻く問題課題は山積していて、しかも一朝一夕には片付かないものが多い。一クラス40人の生徒がみんな一人の教師とうまが合うなんてことは一般的に考えてもありえない。(金八先生だって苦労していた)しかも在学中目一杯勉強してよい大学を出てすぐ教職の道に入る先生方は、社会との接点が少なくて「教師の常識、社会の非常識」といわれてしまうこともあるとのこと。大変である。
 軍隊で一人の指揮官がまとめられる人数は15人が限界だと聞いたことがある。40人なんてまとめきれない。都会では80人学級もあるとのことで、スーパー教師でなくては面倒見切れないであろう。
 しかも、社会に出たことがなくて、就職を指導できるのかどうか?心配である。
 そういえば、校長先生や教頭先生の服装や立ち振る舞いは全く気にならなかったけれど、そうでない先生方の中には「もっときちんとしたほうが良いのでは?」「もっと大人の社会人っぽい態度が必要ではないか?」と感じる先生もいたな。

 全学年全教科を一日公開するアイディアは校長先生の発案だそうで、高校受験の参考になるこの時期に合わせたうえ、広く告知して参加を促したとのこと。さすが進学校だけある。当日は近隣の中学校の先生や中学生を持つ保護者と見られる方々が参観をしていた。

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