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高校公開授業参観レポート2<英語の授業>

2005-11-17 23:45:18 | Weblog
 一年生から三年生までのリーディングも含めた英語の授業を何クラスか参観した。
 昔ながらの語学エリートっぽい先生の授業は聞いているだけでうまくなりそうなほど聞き心地が良い。4ヶ国語に堪能な先生だと、後から伺ってなるほどと思った。こんな素敵な先生に巡り会っている事を生徒たちは気づいていないようだ。こっそり静かに教室に入ってゆくと、その先生は教科書を読み、生徒に質問しながら私に近づいてきて、そっと教科書のコピーを渡してくれた。
 私が見学に来ていた、中学卒業生を持つ親だったら「あの先生を指名して教わりなさい」と子供に言ったであろう。
 また、偶然だが、私が高校時代に同じクラスだった佐藤雅彦君が別のクラスの英語の先生であった。見学者が入っていった時に大変緊張したそうだが私だと認めてからは、急に授業のスピードがリラックスしていた。授業が終わってから休み時間に「最近の教科書は難しいな。読んでも意味がわからなかった」と言ったら「俺たちの高校時代も同じくらいの文章はあったぞ」と言われた。高校時代にまじめに勉強して先生になった佐藤君とぜんぜん勉強しなかった私の差が出たな。
 
 もちろん、もっとうまく説明したほうが良いと思える先生もいた。昔からいる、カタカナ英語を話す先生だ。だいたいそんなクラスでは生徒は中途半端にしか授業を聞いていない。同時進行で別の問題週なんか平気で開いている。小型のパソコンを開いている生徒には驚いた。言語道断である。画面はよく見えなかったが、そのクラスの場合、なめられている先生にも問題がある。

 生徒は教科書に沿ったガイドブックらしきものを開いて、先生の話を聞きながら読み取っている。驚いたのは予習してラインマーカーがびっしり引かれている生徒が多く、また全文を訳して授業に臨んでいる熱心な生徒が何人もいたことに驚いた。進学校として有名な大町高校であるが世間で言うよりもずうっと、子供たちは真剣に授業に向かっている。授業に取り組む生徒の姿勢が問題視されているけれど、現場では必死に取り組んでいる子供たちも多い。

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