小確不幸２なのにアクセス最高４６２

　前回に引き続き、同じ日に立て続けに起こった不愉快な事件について書きます。
　小確不幸２：銀行で現金が引き出せなかった件
久しぶりである。残高が足りなかったわけではなくて、銀行の機械の故障である。通常の手順に従って引き出しの操作をしたのだが、最後のところで「取扱い中止」メッセージが出てしまった。機械の裏の方でガサガサと大金を数える音と共にかなり不安を煽るうなりが聞こえる。
　突然すぐ脇のドアから、閉店後業務をしていたと思われる行員さんらしき人が出てきたので任せようと思っていたら、その人はそのまま外へ「ちょっとお買い物」という感じで出て行ってしまった。
　備え付け電話で事情を話すと、すぐまた別の方が対応してくれたが、不愉快な日に限ってこういったトラップにかかってしまう。

　進入禁止に入ったときも、今回も、どんなに慎重に生きていてもどこかで引っ掛かってしまう運命のようなものを感じる。世間には結構危険な運転をしていても進入禁止表示があるような小道になぞ入らずに、警官にお世話にならずに一生を過ごす人もいると思う。まるでクモがはっているＷＥＢに自ら突っ込んでゆくみたいに社会というか人生のトラップにはまってしまう人もいるのだ。
　それがこの日の私だ。
　そこには、善意とか悪意とかいう客観的な要素が入る余地はなく、親切と意地悪に色分けされた行動も無い。
　駐車場を這うアリを見ていると車に轢かれるものと、何かしらの力に導かれているかのように安全に移動しているものもある。そこら辺生き物の危険率は、人間くらいでかくなったところで、あまり変わらないのかもしれないな。