表千家一期一会

11月稽古場4+好日会(金曜クラス)


今日の午前中は
好日会の稽古をいたしました

YさんとSさんのお二人は
それぞれ1年間の割稽古を修了して
今は毎月1回稽古に来られて
薄茶のお点前をしています

回を重ねるごとに
点前の流れができてきて
うれしく思っています

とは言え
お点前は順番が覚わったら
それで終わりというものでは
ありません

ある程度できてきたとしても
その日の体調や心境によって
微妙に乱れることがあったり
うまくやろうという奢りが出てきたり
逆に慣れてくることで
疎かになってきたり。。。

年数を重ねることで
深みがでることもあれば
崩れることもあるかもしれません

いつも自分自身と向き合って
たとえ完全ではなくとも
今の自分にできる
最善最高のパフォーマンスをすること

お点前をする
ほんの数十分の間に
その人の人生が凝縮されます

だからこそ
飽くことが無いのだと思います

午後からは
洗心会のお二人が来られて
お稽古されました

今月は
即中斎宗匠作写しの茶杓で
お稽古していただいています


冊子「不審菴」で
昨年11月に利休宗易の頁を読んでから
毎月一代ずつ御家元について学ばせていただき
今月はいよいよ即中斎宗匠に
たどりつきました

この頁を読んでいて
一つ驚いたことがありました

それは千家同門会が
発足したのは
戦後のことだったかと
私は勝手に思っていたのですが

実際には
即中斎宗匠は昭和13年
36歳で家元を襲名され
その翌年第二次世界大戦が始まり
その戦争の最中
昭和17年に千家同門会が
発足されたという事実でした

戦時中のことは
残されている映像や
父母の話から想像することしか
私にはできませんが
そのような緊迫した状況下にあって
茶道の普及・継承に
ご尽力された先人の方々の熱い思いを
あらためて強く感じさせていただきました
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