本日は
千利休の月命日に
大徳寺山内で開かれる
月釜にでかけて参りました
【瑞峯院】
八事窯の中村道年さんのお席でした
実は
昨日の相伝茶事に使ったお茶碗は
私が初めてお茶の手ほどきを受けた
名古屋の平林つや先生が
八事窯で造られた黒楽でした
40年ほど前
私も先生に連れられて
何度か八事窯に行き
三代道年さんのご指導の下
お茶碗を作らせていただきました
そのことを
本日のお席主である当代の道年さんに
ご挨拶させていただきましたところ
お母様の四代尼道年様が奥から出てこられ
平林先生とは
お若い頃より大変ご親交があったそうで
とても喜んで下さいました
平林先生に
少しだけ恩返しができたような気がして
うれしくなりました
【大慈院】
小田原からお越しの
正井風玄宗匠のお席でした
待合の掛物は 林英仁氏 円相 上流佳夢
こんな禅語あったかなあ・・・と思いつつ
席に入りましたら
「ウエ ル カム」と読みます
とのご説明に納得!
大きな瓢箪の花入れが
お床の真ん中に鎮座ましまして
書院には
美味しそうな桃の実の香合
長板の上には
桐の曲げで手の付いた
塗物のバケツみたいな・・・?
不思議な水指がありました
大きな銅鑼の器の中には
黒っぽい小さなお菓子が
山のように積まれて
何だろう?と思って食べたら
とても美味しかったです
紫蘇であんこをくるんだお菓子でした
【玉林院】
高見俊一先生のお席でした
小ぶりの風炉釜と
大ぶりの平水指の取り合わせ
蘇民将来のお茶碗など
いよいよ夏本番!を感じるお道具組でした
席中はエアコンで快適でしたが
外はまさしく
京都独特の蒸し暑さで
境内を歩いていると
単衣の着物が息苦しく感じられるほどでした
本日は
天気予報では
早くも台風の到来かと心配されていましたが
思いがけない好天の一日となりました
ご遠方の茶友
身近な社中の面々
ずっと昔のご縁でつながっている方
久しぶりにお会いする方・・・
さまざまな人との出会いに感謝する
お茶三昧の一日でした