侘びとは ただ物をもたないということとか 「正直で慎み深く」「おごらぬ」という道徳的な意味だけではなく 自由な作意・創造的な自在性のあることを意味する 侘数寄の主体が禅であるところに 茶道が「道」であり宗教である所以がある 禅が茶に表現された時に 侘数寄という性格をとってくるのである 以上 「茶道の哲学」久松真一(講談社学術文庫) P 170~P192からの抜粋です