今日は
大阪のあるお茶会に寄せていただきました
ご担当は
道明寺天満宮の宮司様
天満宮に所縁の深い
梅三昧のお道具が色々取り合わされていました
折しも梅の好季節
梅のお道具は私でも理解できましたが
宮司様とお正客とのやりとりを聞いていると
『はじ』という言葉が
飛びかっています
最初は「何のこと?」と
思っていましたが
よく聞いていると
どうも「土師氏」のことを
おっしゃっているようです
「土師鰭(はじひれ)」のお茶碗だとか
銘「土師の里」のお茶杓
別席に移ってから
お正客の先生にお訊ねしましたら
菅原道真公の出身が土師氏であったことを
教えていただきました
そこでようやく
お席のお道具の意味がわかりました
席中で「あぁなるほど!」とわかってこそ
ご亭主との一座建立が成り立つのでしょうね
私はまだまだ知らないことばかりです。。。
でも
知らないことを知るのは
本当に楽しいです
奥に行けばいくほど
さらに知らないことが増えるような気がしますが
それもまた
楽しんで参りたいと思います
お茶会の後
湯木美術館に立ち寄り
『千家に受け継がれる美の形』を
拝見してきました
今回は
「好み 写し 見立てを中心に」
というタイトルで
千家所縁の道具が展示されていました