10月23日と24日の二日間
愛知県犬山にて
如庵茶会が開かれました
如庵茶会は
2018年に第46回が開催された後
名鉄犬山ホテルが解体され
新しいホテルとして開業するまでの間
3年間休会となっていました
その間
偶然にもコロナ禍によって
多くの茶会が中止を余儀なくされたことは
周知のことでございます
しかし今年になってようやく
少しずつ様々な場所で
再開の兆しが
感じられるようになって参りました
そして2022年3月に
犬山ホテルが
「ホテルインディゴ犬山」として
生まれ変わってオープンしたことに伴い
このたび有楽苑での
第47回如庵茶会が
3年ぶりに開催されました
有楽苑
国宝 如庵
ホテルインディゴ犬山
ロビーから望む犬山城
点心
本日は愛知県の茶友お二人と
同行させていただきました
十年前
初めて一人で如庵茶会に
参会したときの緊張感を
ふと思いおこし
年月の経つ早さをあらためて感じました
今回は
濃茶席のご担当が東京世話人
薄茶席が大阪世話人と
なっておりました
濃茶席の寄付に
如庵筆の口切消息が掛けられ
久々に再開された
如庵茶会を寿ぐ心を
感じさせていただきました
遠州好土風炉の中には
鱗灰ではなく
湿し灰が入っていて
柔らかい風情を醸し出していました
薄茶席では
初代寒雉作鉄前欠風炉に
懸けられた
与次郎姥口四方釜の
美しさに目を奪われました
お道具は
利休時代からの
表千家の流れで組まれ
何と大阪の顔見知りの方が
お点前をされていました
異国の地で知人に出会ったみたいな気分になり
なんだかほっといたしました