「行雲流水」
東大寺長老寛秀師
今月は
一ヶ月を通し
運びの点前を稽古していただきました
そして
普段の稽古では
あまり言わないですませてしまう程度の
所作の細かい点も
気がついたことがあれば
あえて申し上げておりました
その中で
「呼吸を意識してお点前をされたら
もっと良くなると思います」
とお伝えした方が
お点前と呼吸をどう結びつけたらよいか
悩まれて
検索をしたら
なんと10年以上も前に私が書いたブログの記事を
見つけたのだそうです
そんなことを書いたことは
すっかり忘れていたのですはが
もう一度その記事を読み返してみると
当時も今も
全く同じように考えている自分に
あらためて気づいてびっくりしました
ご興味のある方は
どうぞお読み下さいませ↓
『点前と呼吸』
そういえば
先日石清水八幡宮の献茶式で拝見した
猶有斎宗匠のお点前は
例えるならば
料紙に書かれた
流れるような”かな文字”
という印象を私は受けました
筆をおろし
少しとまっては
さらさらと柔らかな曲線がつながっていき
気がつくといつのまにか
三十一文字が書かれていたような。。。
茶室工事は
毎日少しずつ前に進んでおります
こちらは水屋です
昨日の写真は
この水屋の床板でした
木は水分を吸ったり吐いたりして
伸び縮みをするので
小さなプラスチックのようなものを挟んで
隙間を作って床板を敷くのだそうです