表千家一期一会

第41回 如庵茶会



今日は
愛知県犬山の如庵茶会に参会して参りました

名鉄犬山遊園駅から
シャトルバスに乗って

犬山ホテルに着いた頃より
小雨が降り始めましたが

思ったほどの台風の影響はなく
しずかな秋の一日を楽しんで参りました



今年は
如庵の床に

名物 利休鉈鞘(なたのさや)籠花入




そして
濃茶をいただいた書院の床には

古田織部の 利休鉈鞘花入詫び状


席主のお話によると
利休所持の鉈鞘花入を
当時藪内家より
古田織部が黙って持って帰ってしまい
その事に関して
後日したためたその詫び状なのだそうです

その後
花入は薮内家を離れ
この詫び状だけが残され
今回の茶会で
およそ三百年ぶりに
花入と詫び状が出会ったのだとか・・・


まさに
「ワビ」に徹した道具組で・・・

というお席主のご説明に
思わずニコリ


薄暗い如庵の中では
ノンコウの黒楽 銘寿老人を
恐る恐る触らせていただきました




弘庵での薄茶席は
お能に因んだお道具組でした

私はお能のことをあまりよく知らないので
今日の道具立ての楽しさが
半分しか理解できないのが
残念でしたが

付書院に飾られた
徳川将軍家拝領の

光悦 嵯峨本「野宮」能絵鑑は

その美しさと大きさにびっくりしました

こういうものを
お持ちのお茶人さんが
いるのだなあと
あらためて
お茶の世界の凄さを感じました

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「他会記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事