今日は3月11日
あの東日本大震災より10年
未だ傷の癒えない方々の心の平安を祈ります
静かで簡素な部屋に座り
丁寧にお茶を点てそしていただくことの幸せに
あらためて感謝の思いが湧いて参ります
二月堂瓦拓本『心外無別法』
東大寺長老寛秀師
「華厳経」の世界観であり
大乗仏教における宇宙の根本原理を
表している言葉と言われます
宇宙空間に存在するものは全て
みなただ一心の顕現したものであり
この一心と無縁に存在するものは何一つない
この一心とは
人間をはじめ万物がそこから生まれ
またそこに帰るところの宇宙の大生命
仏教のいわゆる「如」
儒教の「天命」
老子のいう「大道」の表すものである
この宇宙に存在する一切のもの
人間をはじめ万物はみな
宇宙の大生命・如の発露したものであり
この宇宙の大生命・如の顕現でないものは何一つない
(「新版一行物 禅語の茶梶vより)
私達の住むこの果てしない宇宙を創造した
その「心」とは・・・
それこそ「創造神」そのものでしょう
それでは
私達一人一人の中にある「心」は?
もしかしたら
私達の心は創造神の一部かもしれません
そうであるなら
私達は全て神様の分身なのでしょう
想像=創造
なんだかワクワクしてきませんか?