今朝は小雨がぱらつく中
且座会の皆様が
定刻通りにお集まり下さいました
鮎の画 「潺々」
大徳寺黄梅院太玄師賛
”鮎の子ら 故郷めざし帰りゆく
清き流れに 明日をゆだねて”
この掛物に出会ったのは
今からちょうど10年前
東日本大震災が起こった年でした
「清き流れに 明日をゆだねて」
という文言に心を打たれました
そして今もまた
あの時と状況は違いますが
自分の力ではどうしようも無い大きな出来事が
進行していく中
「清き流れ」を見極め
自らを「ゆだねる」という生き方を
一人一人の責任として
選択していかなければならないと感じます
今日は席に入る時や退出の際
襖の開け閉めについて
学んでいただきました
またお一人の方が
山歩きをして
膝を痛められたとのことでしたので
無理せず
椅子に腰掛ていただきました
皆さん緊張の中にも
お茶のいただき方や
道具の拝見など
ずいぶん慣れてこられたようです
水無月 鼓月製
今日は杉生地の銘々皿を使いました
さっと濡らしてから使うと
お菓子がくっつきにくく
また見た目にも涼し気です
水無月のお菓子の由来を
お話しさせていただきました
これまで何気なく通り過ぎていたことに
お茶に触れることで
色々気づくことができて楽しいと
喜んでいただいています
そんなことを仰っていただくと
私もとても嬉しくなります