昨日は
表千家お家元の初釜に
参加させていただきました
ご案内の葉書に
来庵時間「四時」とあったので
私はやや早めの三時過ぎに参りましたが
他にももう何人か来られていました
身支度を整え荷物を預けて
火鉢で暖をとりながら
ご案内を待ちました
しばらくしたらご案内があり
案内葉書を提示して
寄付に入れていただき
会記とお道具の拝見をしました
その後
松風楼に移って
薄茶をいただきました
小笹宗匠が半東をなさっておられました
お床には
了々斎の梅画賛が掛けられ
その前に
丸三宝に熨斗
了々斎は未年のお生まれだったそうです
その後
残月亭と九畳敷に入れていただきました
この頃には
すっかり薄暗くなり
小燈や膳燭が持ち出され
和蝋燭の灯りのゆらめく中
而妙斎宗匠のお点前で
お濃茶をいただきました
今年の
干支水指は
瑠璃色の羊で
中国の青銅器にある神話上の怪物「饕餮」（とうてつ）に似た
力強いものでした
その後新席にて
縁高料理やお雑煮・年酒をいただき
最後に蒸し寿司・お白湯が出されました
今年も福引が行われ
賑やかな歓声の中
寿扇子 短冊 お好みの出帛紗を当てられた方に
参加者全員から拍手が送られました
表千家茶道を嗜んでいる者の一人として
家元の初釜に参加させていただき
家元の練られたお濃茶をいただくことの喜びを
五感全てで感じながら
しあわせなひとときを過ごすことができました
門を出る頃には
辺りはすっかり暗くなっていましたが
今年もまた一年
お茶の道
精進させていただこうと
心を新たにし
清々しい気持ちで
帰途につきました
