本日
メイシアター(吹田市文化会館)の
三階にあります茶室「洗心庵」にて
大阪茶道会吹田支部の月釜が開かれました
席主は
当ブログを通じてご縁をいただいた茶友のT氏
T氏は
教職の傍ら
長年の間
学校茶道に携わってこられた先生です
今日のお席のお点前さんやお運びさんは
T先生の教え子の高校生や卒業生なのだそうです
皆 夏のお着物に身を包み
中には袴姿の男子の姿もありました
それぞれに
足の運びから手指の先まで
細やかに神経を注いでいる様子に
若者らしい清々しさを感じさせていただきました
待合の兜ィは
不仙斎筆 「炭続げば 寂しうはなし 松の聲」 仙鶴句
待合の床に
堀内他次郎著 「茶道史序考」
が置かれ
脇床には 供茶がなされていました
そして
本席の兜ィは
兼中斎一行 「杓底一残水」
兼中斎宗匠の御逝去を悼み
ご冥福をお祈りする
席主のお気持ちが
随処に表れておりました
それと同時に
兼中斎宗匠のお教えが
T先生を通して
若い世代へと
受け継がれている様子を
目の当たりにさせていただき
まさに
「寂しうは無し」
という
気持ちにもさせていただくことのできた
お席でございました