２月稽古場 １

”一月は往（い）ぬる”と
言いますが
本当にあっという間に通り過ぎ
今日は二月の第一回目のお稽古でした

今月は

江岑宗左について

皆さんと学んで参ります

皆様ご存じの通り

江岑宗左は

紀州徳川家へ出仕して

表千家不審菴の基盤を築き

千家茶道の確立に力を尽くされた

第四代御家元で

昨年は350年遠忌が

営まれました

冊子「江岑」を読むと

その紀州出仕の折

品川東海寺の開祖となっていた

沢庵和尚が仲介役であったと

書かれていて

今日もまた

おやっ！？と

思ってしまいました

といいますのも

つい先日私は

年末以来の心身の疲れを癒やしに

伊豆の温泉に出かけておりました

その宿のお部屋に掛かっていた

掛物が気になって

スマホで検索してみたところ

それは複製ではありましたが

沢庵和尚絶筆の歌が

書かれておりました

夢

　
百年三万六千日
弥勒観音幾ばくの是非
是もまた夢　非もまた夢
弥勒もまた夢　観音もまた夢
仏云く　まさに是くのごとき

観をなすべし

このような言葉が

書かれているそうです

（参考：https://note.com/akashihaku/n/n8fab96a3475b）

正に

この世は「マトリックス」かも。。。

こんなお話を

皆さんにさせていただいたその朝

冊子「江岑」の中で

沢庵和尚に出逢った偶然に

少し驚いた次第です

大津絵　鬼の念仏図
『不苦者有智』（ふくはうち）
前大徳積應師賛

一月は私の都合で

少し稽古日が少なくなってしまったので

今月の節分まで

紹鴎棚でお稽古していただくことにしました

お薄の方には

絞り茶巾の稽古をしていただきました