表千家一期一会

GHP27

本日は久しぶりに
玄庵にて
正午の茶事を執り行いました
朝6時ごろから
準備にとりかかります

お客様の到着を待つ
待合の莨盆

席入りは11時

本日のお客様は
社中のお三方です

お客様が入られ
挨拶がすむと
すぐに初炭点前をいたします

実は先月のお稽古で
本日の次客Yさんが
「池田炭つくり体験講座」で作った
お炭をお持ち下さいました

Yさんは
「素人が作ったものですが
お稽古に使っていただければ
うれしいです・・・」と
仰っていたのですが
本当に素人とは思えない
とても美しい菊炭でしたので
丁寧に洗って
今日のお茶事に使わせていただきました

コロナ禍の間は
なかなかできなかった
八寸・盃の応酬なども
通常通りに行いました

懐石の後は
一旦中立ちをしていただき
席をあらためます

そして銅鑼の音で迎える
後座の席

薄暗がりの中
襖の外に座り
お客様の席入りの音に
じっと耳を傾けていた時
なぜか
自分の身体から
半透明のもやのようなものが
湯気がたちのぼるような感じで
ふわりふわり流れていくのが見えました

今から
濃茶が始まる...という
緊張の場面なのに
私はふと
「これは何だろう。。。」と
一瞬不思議な世界に
迷い込んでおりました

茶室の動きが静かになり
我にかえって
威儀を正すと
襖に手をかけました

今日のお客様は
もう二十年以上長く
通い続けて下さっている正客と
約二年ほど前から来て下さっている方
それから
今年に入ってから
当教室に来られるようになった方
この三名でした

それぞれの方に思いを馳せながら
今回の道具組みを考えて
茶事のストーリーを
組み立てました

どのお茶事も
いつも一期一会の
忘れがたいものですが
今回もまた
格別記憶に残る
一会となったような気がいたします


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