表千家一期一会

3月稽古場 1


「桃花笑春風」
壷中庵潤英師


今日は
また少し風の冷たい一日でしたが

床の兜ィは

「春風に微笑む
桃の花」


うららかな
春の訪れももうすぐですね




「人面不知何処去
桃花依旧笑春風」


(人面は知らず いずれの処にか去る
桃花 旧によって 春風に笑む)

出典『槐安国語』


これは
「あの人の面影は
一体どこに行ってしまったのであろうか
桃の花は去年と同じように
春風に微笑んでいるというのに」

という詩の一節です
       
 (『茶席の禅語大辞典』より)


春は出会いと別れの季節

思い出の中に
優しさと哀しさが
同居しているような気がします



  

抱清棚  薄茶点前




主菓子  三色すみれ  鼓月製




干菓子  栗のおこげせんべい  鶏卵素麺




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