音楽一期一会

大人のピアノ教室講師の日々を綴ります

レッスンファイルNO.5

2014年07月09日 | レッスンファイル
Kさん (60代女性)girl start:2001/12

ピアノ経験:大人になってから



Kさんが
50代半ばでピアノを始めてみようと思ったのは
家に娘さんが弾いていたピアノがあったから


娘さんが嫁がれた後
誰にも弾かれることがなく
部屋の片隅に置かれたピアノ


それがもったいないような気がして
自分も弾いてみようと思ったというのが
ピアノを始められた動機でした


『シニア・ピアノ教本』
『シニア・ピアノレパートリー』
『おとなのハノン』

などの教材を用いながら
ポピュラーから童謡・クラッシックなど
幅広くピアノ音楽を楽しんでいらっしゃいます


実はKさんは
40代の頃に
命にかかわる大病をされたそうです

その後遺症のため
今でも季節によっては外出することが困難になられます

そのため
時には数ヶ月お休みされることもありますが

お体の調子が良くなられますと
またレッスンを再開され
ピアノを続けてくださっています


昨年の11月以降も
長らくお休みをされていました


例年ですと
気候が暖かくなってくる頃には
レッスンを再開されるのですが
今年はなかなかご連絡がなく
心配していましたところ

つい先日
9月からまたレッスンに伺いますと
お電話がありました


お休みをされていても
ピアノのことがずっと気になっていたと
おっしゃってくださり
うれしく思いました


久しぶりにお目にかかるのを
とても楽しみにしています



珠玉のオール・R.シュトラウスプログラム

2014年07月09日 | コンサート

リヒャルト・シュトラウスの曲は
普段あまり聞かないのですが
学生時代に
オーケストラで演奏した
「死と変容」が
あまりにも美しかった記憶があり
今回の
「珠玉のオール・R.シュトラウス・プログラム」を
楽しみにしていました


演奏会に先立ち
指揮者の飯守泰次郎さんの
プレトークがありました

演奏される曲の解説
並びに
R.シュトラウスという作曲家が
予測不可能な
さまざまなヴァリエーションの
音楽を作曲したことなどを話され
ますます期待が高まりました



関西フィルハーモニー管弦楽団は
他のオケで時折みられるような

演奏の前に
舞台でオーケストラ奏者が
個人練習をするようなことはなく

開演時間になると
演奏家たちが
静かに舞台袖から現れて着席されます

やがて
コンマスが登場し
チューニングが始まると
いよいよ演奏を待つ心が高まります



イヴァン・ポディオモフさんのオーボエは
とても長いフレーズを
ブレスすることなく
美しく歌い上げていて
その息の長さに驚きました


~~プログラム~~

弦楽六重奏曲

月光の音楽

オーボエ協奏曲ニ長調

交響詩「ドン・ファン」作品20

「サロメの踊り」作品54