古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

絲綢之路15 蘭州

2011-11-26 13:22:33 | 旅行

絨毯を織る女(ウルムチ市新疆ウイグル自治区博物館)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その130

2011年11月6日(日)
ウルムチから蘭州行きのバスは最低だった。
豪華バスとあったが、臨時便で座席34人乗りの中型バスだった。
切符が取れただけで満足しなければならないようだ。
蘭州方面行きの列車の寝台席は十日後まで全てゼロだった。

昨日の15時にウルムチの子溝客運站を出発したバスは、切符に印刷された発車時間は14時だが、まだのんびり走っている。
蘭州には夜の10時近くに着いた。
実に29時間、約2000kmの座席バスの旅だ。

蘭州駅近くの招待所に泊まる。
いわゆる招待所である。
20元だ。それ相応の設備だ。

2011年11月7日(月)
朝一で宿替えをする。
蘭州花児国際青年旅舎を目指すが、当てにしていたウルムチで出会った従業員の青年の電話には繋がらない。
駅の公安に尋ねると、親切な若い公安が出てきて色々と調べてくれる。
やっと宿の電話を調べ、連絡してくれるが、結局、駅からタクシーに乗る。
公安が行き先をドライバー告げ、十元位だからと言ってくれる。
近くに着いたら、宿にに電話するようにとまで言ってくれるが、このドライバーが曲者だった。
降りる時になって、二十元だという。
タクシー代と電話賃だと言うが、頑強に拒否して、十元のタクシー代と気持ち二元の十二元を払う。
かなり文句を言っていたが、程なく諦めて行ってくれた。
宿のおばちゃんが迎えに来てくれた。

親切な駅の若い公安と詐欺まがいの行為をしようとするドライバーと、これが中国の現実だ。