今年で、もう11年になります。今日は東日本大震災があった日です。
あの時は、こんな大きな地震に遭ったことが無いなと、国道を車で走っていて
思ったのですが、帰宅してびっくり。大谷石で囲った石の塀が高さがおよそ半分が
崩れていたのです。庭がその分だけ明るくなりました。
その時に、重い石が崩れてユズの木に乗っかり、ユズは根っこのところから折れて
しまいました。何度もなんどもトライして、一切根付かず、冬になっては枯れて
しまったユズの木は、やっと根付いたと言うのに。
それがオドロキ。諦めてしまっていたのに、春になったら根っこから新芽が出て、
今年も大きなゴツゴツした実がなりました。オニユズとかシシユズと言う名のユズ。
よく生き返ったものです。見る度に、あの日を思い出しますから、毎年何度もあの日を
思い出します。
被災地では唯の11年目では過ぎた地震だからと言って済まされない事が多々あり
ます。まず、犠牲になったあまりにも多くの命は戻らない。汚染された土地もまだ
きれいになりません。
今日は、朝は曇っていたのですが、どんどん晴れていきました。気温は16℃あり
ます。過ごすのが少し楽です。
友達が仲間3人で開いている絵の展示会場に行ってきました。一通り見てから、
コーヒーをいだだきながら、4人で、さまざまな話をしてきました。
気がついたらお昼を過ぎていたので、慌てて帰ってきました。それぞれが、話に
飢えていたのかなと思いました。自分は絵を描かないからなんて理屈を付けて
家に籠もっていなくて良かったです。
絵も面白いものです。四人展なのですが、四者四様の絵です。イラスト専門の人。
ムにゃーーっとした絵ばかり書いている人。毎回同じような絵ですが、同じでは
無い。心の中の何かを描いているようです。
また別な人は鉄を使って溶接して作った作品も展示してありました。
もし今の心的状況を絵は描けないので、たとえば文字で書けと言われたら、文に
ならない文を書くほか無いかなと思います。