やっぱりヨットに乗りに行こう!

相模湾、東京湾のヨットライフに関する風景や艇や人物の写真をベースにした日記です。

下田を経由し、富士山羽衣マリーナまで

2016年07月29日 07時33分42秒 | ヨット

7月24日(日)

昨日から神奈川県三浦市の三崎港、うらり桟橋に停泊しているマリリン(ベネトウ オセアニアス361)は今日、下田まで航海します。
深夜まで宴会で盛り上がっていたメンバー4人全員が乗艇し、5:55に出港。
梅雨明け前の空は薄い雲が多めですが日差しもあり、視界はまあまあ、海は穏やかです。
マリリンにはビミニトップがついているのでコックピットは日陰になり快適です。冷えたビールも旨い!
追っ手の風で波も後ろからなので、オートパイロットにするとギーコギーコかなり頑張らなくてはいけないので、ラット係りは人間が担当します。
川名沖まで伊豆半島に寄り、そこから一路爪木崎。

 爪木崎

 須崎

下田に入りましたが、下田ボートサービスはビルフィッシュトーナメントのパワーボートでいっぱいで停めるところがありません。
パワーボートの数も半端ではありませんが、自家用ヘリが3機も駐機しておりぶったまげました。世の中、すごいお金持ちがいらっしゃるもんですね。
停泊についてはなんだかんだがかなりあって、最終的には漁協斜向かいの船だまりに横付けすることが出来ました。隣は有名なレース艇のテティスさん。テティスさんはパールレースのため五ヶ所湾への回航途中です。



完全に落ち着いた後はビールが進みますが、2人は帰京しなければなりません。2人を見送るとちょっとさびしいもんです。
その後オーナーのY田さんが、なんとヨットに積んでいた折りたたみ自転車で街に買い物に行き、2人で船上で夕食。船のスターンでシャワーを浴びてスッキリ!
たっぷり眠れました。


7月25日(月)

4時頃起床。半そで短パンでデッキに出たら寒さを感じました。弱い風が北から入っています。思わずジャケットを羽織りました。



5:40出港。もやいロープやフェンダーを片付けているとやっと暑さを感じジャケットを脱いで夏らしい半そで短パンに戻りました。
海は無風でとてもおだやかで、海面も油を流したようです。
石廊崎をかわし波勝崎が見えてきます。

 波勝崎

雲見沖ではかつて雲見で遊泳中に亡くなった知人を偲び合掌しました。

一直線で清水港を目指しますが、穏やかで波もほとんどないのでオートパイロットで航海します。平水面なのでオーットパイロットも大きな動きがいらず静かなもんです。途中2回ほど本線避けで”+10度”、”-10度”ボタンを数回押しただけでラットに一切触れません。普段乗っているティラーでオートパイッロト無しのヨットとは大違い。こういうのもいいもんですね。

清水港が見えてくると、左手に日本平、久能山、三保の松原が見えてきます。

30年以上前にドン吹きの江ノ島-清水レースを終え朝方清水港に入ったことはありますが、その時の記憶は全く無く今回初めて入港のしかたがわかりました。目的地の富士山羽衣マリーナは奥深い港のドンづまりにあります。

13時ちょっと前、ポンツーンに係留。水洗いをし陸電をひき、ビールと昼食。



Y田さんは数日ここで休息するそうです。



シャワーを浴びて、自分は離脱です。バス停が近くにあり本数も少なくなく、なんなく清水駅まで行けました。

ヨットの安全講習会

2016年07月28日 06時54分15秒 | ヨット
7月23日(土)

油壺京急マリーナ、油壺ヨットクラブ、JSAF加盟団体外洋三崎の共同開催による安全講習会に参加しました。

先ずは座学で、PLB、AISなど航海における安全装備の技術状況、普及レベル、装備手続きなどについて話を聞きました。
次に小型船舶におけるライフジャケットの義務化の動向。
外洋ヨットの場合、輸入品でかなり浮力が高く、装備も充実しているライフジャケットがある中、浮力がそこまで高くない国土交通省の基準を満たしている所謂「さくら印」の装着を義務付けられてしまうのでは合理性がありません。その辺の話に質疑も集中しました。

次に実地体験で、先ずは4種類のライジェケの膨張や浮き方の確認です。
自動膨張せず息を吹き込んで膨張させるシーンや、うつぶせになって復元するかとか複数の人が浮いた状態での体温の維持方法や推進方法を説明してくれました。やはり輸入品の自動膨張式は浮力が高く、うつぶせにはなりにくいことがわかりました。その他はうつぶせになってしまうとそのままを維持してしまい意識が無い状態では危険性があることがわかりました。


そしてライフラフトを船から放り投げて自動膨張させてみました。今回はうまく上下正しく展開しましたが逆になるケースもあり、一旦さかさまにしてから立て直すこともやってみました。
外から中に乗り移るためのハシゴはありますが、乗り込むのはかなり大変なようです。


ライフラフトの備品の確認。今回は近海仕様の装備でした。


本来なら火せんも実際に打ち上げる予定でしたが、風向きが悪く今回は信号紅炎を皆で試しました。

PLANETから持っていった2001年製造の信号紅炎も無事点火しましたが、勢いは他に比べるとチョット弱かったようです。
自分としては信号紅炎を点火するのは、実は初体験でした。やっぱりやってみるもんです。

最後はなぜか記念撮影。


素朴で手作り感のある安全講習会でしたが、いろいろ勉強になりました。

ありがとうございました。

この後、安全講習会に居合わせた友人の一人とクラブハウスの2階でまったりビールを飲んだりしてしてから、うらりに停泊しているマリリン(ベネトウ オセアニス361)にお邪魔して、4人でマグロ、タコの刺身やマグロのカマ焼きをいただいて深夜まで盛り上がりましたとさ。



第8回スバルザカップ参戦

2016年07月21日 23時36分47秒 | ヨット
7月16日(土)

新木場13:30のシャトルバスで夢の島マリーナ入り。
バウのシール貼りだけ残し、艤装完了。
16時から前夜祭。PLANET、海羚、マリリンの合同チームでメートルがあがります。
前夜祭終了後、マリリンにお呼ばれされましたが、飲みすぎて無理、ということでPLANETで即寝。
夜中は湾岸を飛ばすスーパーカーの音がうるさかったですが、蚊の攻撃は無くよく眠れました。


7月17日(日)

7時にメンバー(F川さん、S田さん、K井さん、K達さん、M川さん)集合。
バウに今回のスポンサーのアストン・マーチンのステッカーを貼ってから出港。
撮影:K達さん

スタート待ち。セイルはフルメインにNo.2をチョイス。右側の水色の艇が我がPLANET。
(公式HPより)

スタートは、グループAが9時ジャスト、グループBが9:10、我々グループCが9:20にゼネリコ無く順調に進みました。
下の写真は我々グループCのスタート模様。左端の本部船(黄色いパワーボート)から数えて4艇目のチッコイのがPLANET。
(公式HPより)

本部船よりから出て上手後続艇がいなくなったところでポートにタック。後ろに隼スピリット、下側にブルージャケッツという位置関係。
エッジに出ないようにしてタックを返します。
対地速度で6ノット近く出ている状態が続いていましたが、ラルにつかまって3ノット程度まで落ちる局面もありました。風が弱いと私たちCクラスはスタート時刻が遅かった分タイムリミットが気になります。
しばらく我慢しているとまた風速が戻りました。
往路のゲートマークを通過して千葉よりに伸ばします。千葉よりのレイランはかなり奥にあり3艇ほど走っていますが、ここでもエッジに行くのは避けて、タックしながら中盤を登って行きます。
橋脚下では後ろに有明。さらに、その後にはMAYAが。有明には海ホタルの南で抜かれます。
下の写真は左からMAYA、うち、有明です。
(公式HPより)

撮影:M川さん

(公式HPより)

海ホタル回航時にスタボーにジャイブしてスピンアップ。有明とAURAをパスします。


この風でこの位置ならタイムリミットには間に合う、と思っいつつ復路のゲートマークでジャイブをがんばってやっていたら我々グループCはコース短縮でフィニッシュとのこと。13:03:35に短くホーンがなりました。
とりあえず、ビールで乾杯。MAYAさんにも手を上げて「お疲れ様」の挨拶。

成績はクラス6で7着6位。昨年の3着3位と比べると残念な成績ですが、7~14ノットの南風を受け、今回も楽しいレースでした。
各クラスの優勝艇は次のとおりです。皆さん、おめでとうございます。
クラス1優勝:TURTLE6
クラス2優勝:Naonao Carrera S (グループA優勝)
クラス3優勝:First One (グループB優勝)
クラス4優勝:ツルギ スピリット
クラス5優勝:隼スピリットⅡ
クラス6優勝:TALLBOY (グループC優勝)

表彰式&パーティーでもヘベレケになって、前後不覚。


7月18日(月)海の日

夕べPLANETに泊まったF川さん、K井さんと3人でそのまま油壷京急マリーナに回航します。
4時に起きて新木場駅前のコンビニで食料を調達し、5:40、ドックアウト。
今日は北からの追っての風でエンジンに加えメインセイルを揚げて機帆走します。
途中風が落ちメインセイルがはらまなくなりセイルダウンし機走にしました。
城ヶ島を抜けて相模湾に入ると東からのいい風になっています。
13:30、油壺京急マリーナに無事に到着、上架。
1時間ほどで片づけを終え、クラブハウス2階で冷えたビールを飲み解散。
三日間、よく遊びました。

PLANET、久しぶりの夢の島

2016年07月15日 23時50分25秒 | ヨット
7月10日(日)

17日のスバルザカップに出るために16日に回航しようと計画していたのですが、帰りの回航も考えるとかなり疲れることになりそうだし、週間天気予報では17日に荒天中止になることもなさそうだし、早めに回航を済ませておこうということで急遽油壺京急マリーナへ。
下架してからマリーナのスタッフさんに、鳥がぶつかったせいか角度がずれてしまったウインデックスを修理していただき、5L給油して、9:25に出港。
風は非常に穏やかで、とりあえず機走。
10:05、城ヶ島大橋通過。
方位100度ぐらいで房総半島の富山(とみさん)を目指していると丁度いいぐあいに3つの網の南端を交わすことが出来ます。3つ目を通過してから北に舵を向けて久里浜沖の海驢島を目指します。
10:45、剣崎通過。
金田湾沖で追っ手の風に少しパワーが入ってきたのでジブセイルだけ揚げて機帆走にします。
ブランチはおにぎり3個。一人なのでビールは控えます。
11:50、海驢島の西側を通過。
12:25、観音崎通過。
13:25、浦賀水道の北エンドを通過しますが、北からは多数の本船が南下して来るので、ひたすら岸側に寄せて本船を交わします。
14:45、横浜港沖通過。
羽田沖にさしかかったところで、大学時代の旧友K池君からスマホのメッセンジャーで電話があり、当時の仲間3人と江ノ島にいるとのこと。
彼と話すのは卒業以来。そのうちTV電話になって向こうがスマホの画面に写ってなおびっくり。スマホでTV電話したのも初めて!
今度江ノ島にヨットで来ないかというので快諾。


若洲沖でジブダウン。17:30、荒川大橋通過。18:00、指定されたバースに着艇。
約8時間半の一人旅が無事終了。片づけをしてから今日始めてのビールを味わいました。


我がPLANETが夢の島に舫うのは2年半ぶりぐらい。


最終のシャトルバスで新木場まで送ってもらいました。

東海汽船さるびあ丸の船旅(八丈島→竹芝)

2016年07月14日 13時59分45秒 | 旅行
6月20日(月)

八丈島の底土港。青ヶ島行きの船が既に桟橋で出発を待っている所に、東海汽船のさるびあ丸が到着。

今日はそのさるびあ丸で本土に戻ります。

八丈島を9:35に出港。八丈小島も見送ってくれます。


天気は曇りでどんよりしてます。スカッと青空だと海の色もいい色なのでしょうが、今日は冴えがありません。

曇っていて御蔵島も全景をみることは出来ませんでしたが、幾筋かの滝が見えました。原生林に覆われていて水の島と何かに書いていましたが、まさにそのとおりのようです。


御蔵島に着岸する際デッキにいたら強風でタモリカップの帽子が飛んでいってしまいました。止め具をつけていたのに~。

航海は順調に三宅島に立ち寄って、あとは一路竹芝桟橋まで。
サタドー岬も見送ってくれています。



浦賀水道に入ると速力がガクンと落ちます。法律で12ノットまでしか出せないようになっています。
マストには上から順番に、第2代表旗、N旗、S旗が揚がりました。「我、浦賀水道、中の瀬航路を北行し、東京あるいは千葉に行く」という意味のようです。

間もなく到着です。レインボーブリッジの下をくぐって、19:40、約10時間の船旅が終わりました。


たまにはこういった旅客船での船旅もいいものですね。