無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

余震続く中での福島原発4号機燃料プールの冷却停止

2012年04月14日 14時18分19秒 | 福島原発事故 放射能汚染
 東電は、12日に「福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの冷却システムが自動停止した」と発表したそうです。昨日、これについての報道がありましたが、驚くほど簡単なものでした。しかし、冷却ができずに温度上昇が続けば危機的状況となります。昨夜、震度4の余震もありました。楽観できる状況ではありません。

 この4号機燃料プール冷却に関して、民主党の谷岡郁子参議院議員がツィートされているようです。それによれば、「16時過ぎに(13日)4号機冷却装置復旧との連絡が保安院からあった」ということです。

 今後、大きな地震が来ればどうなるのか? どうしてマスコミは報道をしないのか? これについて、多くの人間が理由を知ってしまったのではないでしょうか。今後も4号機の問題に注目したいと思います。

 さて、私が事務局を務めるNPO法人白河花里倶楽部では、市有地をお借りし花壇として管理をしています。昨年は、県の除染作業にも参加し、道路を高圧洗浄機で洗うなどの除染作業を行いました。しかし、削った土は今も花壇の奥に置いたままです。東大の児玉先生も言ってるように、雨の多い日本では放射能は洗い流され、高圧洗浄機で洗っても数値の減少は微量でした。このような中、山等の高い場所から降りてくる放射能のためか雪のためか、線量が自然減ではなく自然増しているような気もします。環境省からも県や市からも明確な指示・指導は無いに等しく、「市が主体となり除染を行う」という計画も諦めのような気持で傍観する市民が多いことと思います。

 このような中、花里倶楽部では微生物による除染活動を行うことを決定しました。元琉球大学名誉教授の比嘉照夫教授の推奨するEM菌による除染です。現在、EM研究機構では福島市を拠点とし、県内各地で除染活動を行っているそうです。先日、機構の職員さんとお話をさせていただき、協力をお願い致しました。月末には、比嘉教授が栃木県で講演をされるということで、直接お話を伺うこともできそうです。

 飯館村や郡山市の学校などで実践し、ある程度の効果は実証されているそうですが、科学的な根拠の解明がされていないために、まだ広く認識されていないようです。自然減が10%とすれば、30~40%の減少が実証されているとのことですが、土質や他の要因等も関係すると思われますので、楽観はしていません。しかし、無害な微生物を使っての除染が可能であれば、汚染土の問題も解決されます。とにかく、挑戦してみたいと思います。

 放射能は、まず免疫力が下がり、それにより様々な症状が出てくると言われています。免疫力をあげる食生活は大切だと思います。中でも、味噌や天然塩は良いそうです。私は、原発事故直前に自分で作った味噌を使った味噌汁を毎日食べています。今後はセシウムを排出し、免疫力をあげるような給食メニューも検討する必要があると思います。

応援していただけると有難いです。
人気ブログランキングへ