無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

平成25年度犬猫殺処分数12万8千頭!

2015年02月19日 07時20分49秒 | ボランティア
おはようございます。昨日は、81人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

さて、環境省では、「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」を推進しています。

このプロジェクトは、「動物の命を大切にし、やさしさあふれる人と動物が共生する社会の実現を目標に、殺処分をできる限り減らし、最終的にはゼロにすることを目指す取り組みの推進」です。

環境省HPによれば、平成24年度の全国の犬猫殺処分数は、16万2千頭。平成25年度は、12万8千頭にまで減っています。しかし、約13万頭もの犬猫の命が、消えていったことも事実です。

日本と同じ敗戦国であるドイツでは、殺処分が殆どゼロだということをご存知ですか?日本では、人間の身勝手で遺棄されたり、「殺してくれ」と持ち込まれた犬猫をガスによる窒息という非常に苦しむ方法で殺していますが、ドイツでは基本的に殺さないそうです。現在、日本中で、ドイツのように殺処分をゼロにしようとボランティアの方々が頑張っています。殺処分数の減少は、ボランティアの増加によるものであると思います。残念ながら、地方では意識が低く、不幸な犬猫を引き取るという社会貢献が根付いておりません。しかし、何もしなければ永遠に遅れたままです。誰かが何かを始めなければ、何も変わらない。これは、どの分野でもいえることです。

先の環境省HPでは、明確に、国民や、ボランティアや、各地自体が「するべきこと」を書き記しています。その一部をご紹介します。

都道府県等(自治体)
•動物愛護管理推進計画に基づく取り組みの更なる推進
•適正飼養等の更なる広報、普及啓発の推進
•返還と譲渡の取り組みの更なる推進
•飼い主への指導等の強化
•動物取扱業者の監視と指導の強化
•各主体と連携した取り組みの強化


国民
•適正管理の考えの向上
•遺棄や虐待の防止
•無責任な餌やりの防止


また、不妊去勢措置等を行わない無責任な餌やりの防止(不幸な命を増やさない)、地域猫活動の推進 との記載もあります。となれば、この費用について、補助が必要であると思います。先進地域では、全額無料で手術ができる自治体もあるようですが、白河市のように全くない自治体もあります。これでは、格差は広がるばかりです。まずは、国の方向性を各自治体は理解する必要があると思います。


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