無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

被災犬クロ

2023年05月30日 07時30分00秒 | 動物愛護
本日、6月議会初日です。昨日は、一般質問聴き取りでした。今回も質問をします。

4年間、毎回議会での質問を行いました。

さて、前回の『はってん』記事の中で紹介した被災犬のクロ。昨日も、はってんをご覧になった方から、クロちゃんの記事を見ましたと声を掛けていただきました。

被災犬のクロちゃんは、私が事務局を務めるNPO法人が保護しました。※現在、保護引取りはしていません。





除染作業員の方が、無人の廃墟に犬がいることに驚いて、連絡してきたそうです。飼い主は、その家の青年で、週に一度、餌を持ってきては、バケツに山盛りして帰っていたそうです。

それが5年間続きました。繋がれたまま散歩もされずに5年間。

顎と前足には骨折の痕があります。もう一頭、この場所で野犬状態だったメス犬を保護しましたが、トラウマがあり時々座り込み放心状態になりました。

無人ということは、守ってくれる飼い主がいないということです。

被災犬クロは、原発被災犬ではなく、大地震の被災犬です。避難区域だけでなく、地震により家屋が倒壊した地域でも、このようなことがあったわけです。

クロは、悪性腫瘍を患い、昨年末に3度目の手術をしましたが、片方の腎臓が腫瘍化していたため、切除しない方が長生きするだろうとの先生のご判断で、そのまま閉じました。痩せてきましたが、頑張っています。

辛い経験をしても、それを感じさせないクロの笑顔に、私も勇気をもらっています。




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