無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

人も飼い犬も、何も食べる物がなかった

2023年06月28日 15時06分00秒 | 動物愛護
昨日、市内在住の方から、応援の電話を頂戴しました。ご自分でも犬を飼育されているとのこと。

風の話になりました。



ホームページのQRコードの写真は風。


風です。



昨年12月、偶然に出会った犬です。偶然がなければ、殺されていたでしょう。殺すことは犯罪です。

飼い主は、ガス水道電気電話がない状況で、ドッグフードもなく、しばらく与えていなかったそうです。大根を食べさせていると言ってました。授乳中の母犬は、辛かったでしょう。

4頭いましたが、数日後には一頭死んでいました。

処分を頼まれた妻は、母犬も一緒なら母犬が世話するからと、母子を連れ帰りました。


小さい時は、母犬が世話するので楽でしたが、離乳後は大変な毎日です。トイレができず、ご縁がないまま成長中。性格の良い母犬に似て、皆良い子です。

猫も犬も、経済困窮家庭で問題が起きています。避妊去勢手術費用がなく、手術ができずに、産まれるたびに、殺したり捨て歩いている。この3年位の間に、飼い猫が産んだ猫を捨て歩く市民2名に出会いました。超高齢者のため、友人や家族が捨てに行ったそうです。NPO法人で、すべての猫を手術しましたが、捨てられた仔猫たちが悲惨な死を遂げただろうことを思うと切ない。

飼い犬猫であったとしても、とにかく手術をしなければ、産まれた子たちが殺されます。市民が犯罪者になります。市民のために、避妊去勢手術助成金が必要です。また、残りの額も払えない市民のために、何らかの制度が必要です。

現在は、NPO法人が全国の方々から資金を集めて、支払いができない生保家庭などのペットの避妊去勢手術をしていますが、どうしてペットの避妊去勢手術助成金もないのか?と言われるそうです。都会では、20年以上前から、当然のようにある助成金です。

再度、議会で質問します。できるように頑張ります。


風の母犬みぞれの兄弟と、母犬が、道にいました。何日も食べていなかったので、フードの匂いに反応したようです。この犬が助けを求めなければ、風は殺されていたでしょう。他の犬たちも衰弱死した可能性があります。

飼い主の男性も米がつきて食べるものがなかった。冬を前に絶望していた。

2022年12月、白河市内で起こったことです。



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