- 焼津市でまちづくり市民集会があった。10回目になる。
今年のテーマは「地域の絆・子どもの未来~声に出して想いを伝えよう~」をみんなで話した。コロナで、対面開催ができない時期が続いたが、再び、焼津らしい、明るい会議になった。参加者は事務局も含めると、130名は超えているだろう。
今回、感心したのは、情報提供だった。このテーマで、実行委員会のメンバーが、地域の若者の活動を調べ、取材し、インタビューなどを行った。それを市民協働課の課長さんが、編集したビデオを流した。
課長の編集能力もすごかったが、素材がよかった(事例が4つあった)。行政がインタビューするのではなく、市民がインタビューするので、答える人がフランクで、率直になった。地域には、実にたくさんの活動がある。
この情報提供は、次ぎの議論につなげるためのものであるが、「地域の絆」と言っても抽象的になるところ、こうした実践例を示したので、「地域の絆」の意味が、より明確になったと思う。
この方法を続けるには、いくつかのハードルがあるが、焼津市民が開発したひとつの市民協働の手法として、大事に育ててほしいと思った。
今回は、中国からの留学生たちも参加してくれた。最後のインタビューで、日本にきて感じたことを聞いたら、「地域の人たちが、子どもの安全を守ってくれていて、だから日本は安全なのか」と気がついたとのことである。何か、うれしくなった。
焼津市のまちづくり市民集会の特徴のひとつが、地元協賛企業の提供の「ウエルカムドリンク」であるが、ドリンクも豊富であるが、今回は、食べ物が充実していた。個人的にも、あわてて、新幹線に飛び乗ったので、お昼はサンドイッチだけだったので、おいしくいただいた。
食べ物に目がいってしまったが、重要なのは、地元企業とも連携していることである。これは自治基本条例をつくるときから、意識し、条文にも書きこんだことで、その発露だという点は忘れてはならない。