世間ではシルバーウィークであるが大学は別世界である(むしろシルバーウィークから授業が始まった)。今回も2時間半のロングランゼミ。松下ゼミの卒論は、共同研究で、今年度は、『自治基本条例のその後ー全国の運用状況の調査から」をやっている。
共同論文では、何よりも足並みがそろうことが大事である。一人でもかけると、ひとつの章に穴が開くということになって、全体が未完成になる。それには一人ひとりが責任をもって取り組むことが前提になる。よく協働は連携と協力と言われるが、その前に、一人ひとりの責任が基本である。卒論の場で、それを実践していることになる。
ゼミ生のみんないいところに就職しているが、こうした学生たちならば、採用するだろう。あと残ったのは、茅ヶ崎市を受けているNちゃんだけ。相変わらず行動的で、茅ヶ崎市における地域コミュニティの新たな試みである「まちぢから協議会」(ネーミングがおもしろい)の会長さんのところにも、直接、勉強に行ったらしい。
この日は、心理学科の3年生2名が、ゼミの始まる前にやってきて、ゼミ生たちから、地域における活動の意義や就活のコツを聞いていった。「また、先輩たちと話す機会をお願いします」というメールが来た。頼りになる学生たちに育ったものだ。