松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇横須賀は音楽のまちになれるか1(三浦半島)

2018-09-19 | 5.同行二人
 横須賀は、市長さんが変わり、音楽のまちを目指している。

 横須賀の市長さんは、上地雄輔のお父さんで、市会議員の傍ら、音楽関係の仕事をしていたようだ。そこで、市長になって、目指したのが、音楽のまちで、横須賀の再生をしようというものである。

 最近では、音楽のまちといえば、川崎で、公害のまちから脱皮しつつある。私達にとっては、川崎と音楽はミスマッチであるが、前の市長さんのイニシアティブで、だいぶ浸透してきた。
その拠点が、ミューザ川崎で、駅隣接なので、利便性がよく、何度か、聴きに行った。川崎には、昭和音大や洗足学園音楽大学が、たまたまあり、この小さな資源で、「音楽のまち」として、知られるようになったのは見事だと思う。

 川崎と比べると、横須賀の方は、本格的である。日本のジャズの発祥地と言える。戦後、米軍の占領されて、現在は第7艦隊の母港であるが、米軍基地の前のEMクラブ(下士官集会所)で、ここで日本人ははじめて、本場のジャズにふれたとされる。日本のジャズメンは、ここで学び、そして東京や横浜にでていった。

 EMクラブが日本に返還され、その跡地にできたのが、横須賀芸術劇場である。年に数回、聴きに行くが、最近では、連れ合いは、ベルリン・フィルの樫本大進を聴きに行き、あなたも来ればよかったのに言われた(私は遠方に仕事だった)。

 横須賀といえば、スカジャンだし、ジャズなのであるから、クラシックは、あまり似合わない。クラシックを聞きに来るお客は、きっと鎌倉とか葉山の人が多いだろう。

 新市長の方針は、ジャズに限らず、ともかく音楽に溢れたまちづくりである。人口減少数日本1という元気のなさを打開する試みとしては、面白いと思う。この音楽によるまちづくりについては、意見があるが、今度、市民の人たちを対象に、横須賀の市民自治を話すことになっているので、次の機会にまとめてみたい。

 この日は、ヨコスカ街なかミュージックのキックオフとのことで、連れ合いと、まちなかのあちこちで行われているストーリーライブを聴きに行った。休日の午後、とても楽しめた。こうしたらいいのでは、というアイディアは、いくつも浮かんだが、ともかくスタートしたということが大事だと思う。

 
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