松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆本日の研究会から-小さなカツを入れる(本郷台)

2014-09-01 | 1.研究活動

 神奈川県下自治体職員による研究会である、第5回目になるのだろうか。

 人口現象が声高に語られるが、個々の自治体ごとではさまざまである。わが三浦半島は、人口減少日本一であるが、湘南地方のほうは、まだまだ人口が伸びている。ただ、それもあと数年のことで、早晩、減少局面に入っていく。

 今回の研究会の発表資料によると、
①東京圏への転入超過数と有効求人倍率格差の推移には強い相関がある。
②三大都市圏への人口移動と地域所得間格差の推移はおおむね一致する。
③2010年から020年までの都道府県別平均成長率は、東京都が1.1%で最大で、全国平均では0.6%である。
 とのことである。

 これが、東京一極集中の背景で、要するに、仕事や諸々の利便性が集まる東京圏には、人が集まり、それゆえ土地や物価は高くなり、それゆえ、それに耐えられる経済的に豊かな人が集まることになるだろう。わが三浦半島は、東京圏から仲間外れされ始めたということだろうか。

 今回は、視察先を検討した。2025年時代を見据えて、その先取りの施策を行っているところを見てこようというものである。5,6都市ピックアップされたが、これを3グループに分けて、10月にかけて行くことになりそうだ。私は全国に出かけるが、行ったことがない地域もピックアップされていた。ちなみに、私の視察経費は、予算には計上されていないということで、私は見守る役目である(不満があるということではない。予算があるといかねばならず、たいてい10月は研修等の予定が目一杯になるので、結局、視察にはいかれないだろう)。

 1年間という長丁場で研究会をやっていると、夢中になるとき、あるいはちょっとホッとするときといった緩急の差が出てくる。それはある程度、必要で仕方がないことであるが、ただ、間延びし過ぎるときに、ちょっと、後押しするのが私の役割となる。この日は、わたし的には小さなカツを入れた。 

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