松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★協働研修の進め方(NOMA)

2016-06-10 | 2.講演会・研修会

 NOMAで協働研修の進め方を考えた。

 最近では、協働という言葉が一般化し、その定義をすらすらといえる人が多くなった。しかし、多くの自治体職員も、また市民も自分たちとは関係ないと考えている。これは、協働という言葉を国語的に理解するからである。

 そもそもにさかのぼり、自治経営の基本から考えると、協働は、これからの自治経営の基本となるパラダイムで、その結果、行政の行動様式や組織形態も変化する。この基本の部分から、諄いくらいに話をした。

 どうやればNPOと仲良くできるかをイメージして参加した人は、面食らったのではないか。そして、自分たちの仕事の意義、役割というものを再認識したのではないだろうか。

 この講座では、全国の先導職員を招いて話を聞き、質疑を行い、そこから話を発展させている。今回は、愛知県大口町の近藤祐子さんに来ていただいた。近藤さんは、協働担当12年のベテランである。

 お話の内容は、いちいち共感できた。協働といっても、一緒に汗を流すこともあるし、そっと後押しすることもある。職員の本気度が、住民からは見透かされてしまうという指摘も、同じ体験がある。

 参加者からも活発な意見が出て、そこを出発に、さらに発展して考えることができた。現場に戻ったとき、ここでのつながりや考えたことをてこに、さらに奮闘してもらいたい。

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