松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆政策法務研修(所沢市)

2019-12-12 | 1.研究活動
 所沢市の政策法務研修である。今回で、何年目になるのだろうか。

 所沢市の特色は、職員がまじめであることである。埼玉県の南西部の中核的な都市ということと、受講生の研修への出方(当番で出てくるかどうか)等が影響しているのだと思う。したがって、研修は、やりやすい面と、やりにくい面(文理解釈、論理解釈で「いやよ」の例が受けない)がある。

 それでも、今回は、とりわけ気持ちの良い研修となった。最後の自動販売機では、法令検索をやってみたり、EUの話に広げたりと、さまざまな観点から話ができた。受講生の関心が乏しければ、あっさり終わるところであるが、講師と受講生は、協働作業ということなのだろう。

 法務研修であるが、協働の話もした。協働を一緒にやることと考えると行きづまるが、共に公共を担い、それぞれが得意分野を担うと考えると、一気に視野が広がる。

 最近では、机の配置まで、協働で変わると言っている。今までは、課長、係長、職員という順番で、ピラミッド型の組織図で、したがって、机の配置も、第一線は二等兵が並ぶことになる。第一線が破られると、次の上等兵が立ち向かう。市民との関係は、向かい合い型・対立型になる。

 他方、協働になると、市民を巻き込むような机の配置になる。

 協働によると、法務の内容も変わってくる。市民を後押しする法務が重要性を持ってくる(ピラミッド型では、市民を強制的に抑え込む法務が中心になる。勧告、命令、代執行である)。

 わが三浦半島からは、所沢は遠い。朝だと2時間以上はかかる。前日、泊ることもあるが、そうもいかないときは、電車の遅れを考え、余裕を見て、3時間に家をでる。東急線が西武に乗り入れているので、横浜から座っていけるので、メールや簡単なレポート書きは、電車が書斎となる。この日は、下車駅の航空公園駅のカフェで、ゆっくりとモーニングを食べた。他の研修講師の先生も、ここを使うらしい。

 
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