松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆自治体と婚活

2020-01-26 | ゼミや大学のようすなど
 研修の資料作りで、婚活で深みにはまった。

 学生たちの関心のひとつが、「彼氏」であり、やはり何かにつけて、盛り上がる。数年前、ゼミのテーマで、街コンを取り上げて、何人かが、卒論に書いた。この前、結婚した、かなは、ゼミの研究費で、街コン研究に行ったと思う。そして、実際、婚活パーティのようなもので、彼氏と知り合い、結婚した。

 最後のゼミ生たちも、どこかに一緒に行くと、聞くとはなしに話を聞いていると、そんな話題で盛り上がっている。そして、先生の手配で「いい人が集まる会を開催してください」と頼まれる。

 私が、彼女たちの同世代だったら、絶対、「つきあってください」と申し込むであろう娘たちばかりであるが、なぜか、うまく出会いの機会をつくれないようだ。

 このままで行けは、男性の3割は、結婚しないという。しかし、9割は、結婚したいという。このミスマッチを放置しておけないというのが、行政が婚活パーティに乗り出す背景だろう。

 すでに書いたが、婚活とは、どんなシステムなのか、知りたいと思って、ネットで順次、記入していったら、「既婚」で弾かれてしまった。当たり前かもしれないが、ぜひ「研究」という項目をつくってもらたい。

 自治体の婚活では、なぜ自治体が婚活に関与するのかがポイントである。(1)少子化対策といった大まかな答えでは、必要性や、公益性は、パスできないだろう、(2)自治体でなければだめだという理由が明確でないと、結局、その後、どういう婚活事業を展開をするかが見えてこないだろう。

 婚活なのに、やたら理屈っぽいが、これが「研究」である。

 時間も限られているので、この辺りは、結論を出さずに、今度の研修の際に受講生に問いかけてみようと思う。婚活一つでもやたら理屈っぽいことに気がつけば,まずは成功で、その理屈の上に立って、今度は、みんなが参加してみたい婚活と言った、理屈とは反対のことを考えるのが、自治体の婚活である。難しいが、ある意味、今日の行政の仕事の立ち位置が、見えるようなテーマである。

 今度の研修に、学生たちには、講師として参加してもらうが、その学生たちから、「センセイ、そんな訳の分からないことを言っていないで、素敵な男の子を紹介してください」という声が聞こえてきそうである。

 ちなみに学生たちにとって、30歳は、「オッサン」である。
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