『自治するまちのつくり方-愛知県新城市の全国初の政策づくりから学ぶもの』(イマジン出版)が発売になった。
全国初の政策を次々に打ち出している愛知県新城市であるが、本書では、
・若者に1千万円の予算提案権を付与する若者政策・若者議会条例
・市長選挙の前に、公開政策討論会を公設で実施する公開政策討論会条例
・市民、行政、議員が一堂に会して、まちの未来を考える市民まちづくり集会
・地域自治区・自治振興事務所長の市民任用
を取り上げた。
これら政策づくりに、アドバイザーとしてかかわった体験をベースに、「全国初の政策づくり」の秘密やコツを紹介するものである。
その秘密は、簡単で、
地方分権改革は、団体自治改革にとどまっているという限界を踏まえ、これを「住民自治改革」の観点から乗り越え、制度づくりを考えていった点にある(政策主体としての若者、選挙を市民の知る権利から再構築、自治経営の当事者としての市民)。
ただ、発想や視点は簡単でも、これを条例・制度にまで昇華させることは、容易ではない。地方自治の場合は、いくら市長だけが旗を振っても、できるものではないからである。
先行する政策事実を育て励まし、これを市長、職員、市民、政策起業家の連携と協力で、制度にまで結実するのが、新城市の全国初の政策づくりのやり方である。本書では、これらの担い手である市長、職員、市民、政策起業家のインタビューも交え、「全国初の秘密」を探ってみた。
自治経営が、行き詰まっているなか、新たな地方自治を切り開く、ヒントになると思う。
本書は、カラー印刷になった。難しい話の合間に、新城の風景、人、見どころもふんだんに紹介している。「新城を訪ねてみよう」、そんなきっかけになることも、目指している。
全国初の政策を次々に打ち出している愛知県新城市であるが、本書では、
・若者に1千万円の予算提案権を付与する若者政策・若者議会条例
・市長選挙の前に、公開政策討論会を公設で実施する公開政策討論会条例
・市民、行政、議員が一堂に会して、まちの未来を考える市民まちづくり集会
・地域自治区・自治振興事務所長の市民任用
を取り上げた。
これら政策づくりに、アドバイザーとしてかかわった体験をベースに、「全国初の政策づくり」の秘密やコツを紹介するものである。
その秘密は、簡単で、
地方分権改革は、団体自治改革にとどまっているという限界を踏まえ、これを「住民自治改革」の観点から乗り越え、制度づくりを考えていった点にある(政策主体としての若者、選挙を市民の知る権利から再構築、自治経営の当事者としての市民)。
ただ、発想や視点は簡単でも、これを条例・制度にまで昇華させることは、容易ではない。地方自治の場合は、いくら市長だけが旗を振っても、できるものではないからである。
先行する政策事実を育て励まし、これを市長、職員、市民、政策起業家の連携と協力で、制度にまで結実するのが、新城市の全国初の政策づくりのやり方である。本書では、これらの担い手である市長、職員、市民、政策起業家のインタビューも交え、「全国初の秘密」を探ってみた。
自治経営が、行き詰まっているなか、新たな地方自治を切り開く、ヒントになると思う。
本書は、カラー印刷になった。難しい話の合間に、新城の風景、人、見どころもふんだんに紹介している。「新城を訪ねてみよう」、そんなきっかけになることも、目指している。