松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆教えたはずが教わった(戸田市自治基本条例)

2023-10-20 | 1.研究活動

 委員会の前に関係者で打ち合わせがある。私の場合は、会長という役どころが多いので、これは普通になっている(戸田市はオブザーバー)。

 コロナ前は、対面での打ち合わせだった。大学にいたときは、研究室で打ち合わせをした。特に印象に残るのは、相模原市南区の担当者との打ち合わせで、今考えると、質の良い打ち合わせだった。

 打ち合わせにくるまで、基本、私はノープランであるが、担当者の人たちと話していると、アイディアや適切な対応方法が浮かんできた。

 おそらく、私も考え、彼らも考え、一緒に考えることで、少しずつ前に進むからだろう。2,3年で異動するのではなく、比較的長く区民会議の担当者だったということもあるだろう。気心が知れて、そこからアイディアが生まれてくる。この気心が知れるというのは、ソーシャルキャピタルなんだろう。

 さて、今回の打ち合わせであるが、今はzoomである。リアルでない分、気心が知れるのは、時間がかかるのかもしれない。冗談を言い、くだらないことを言いながら、垣根を下げていくが、やはりリアルのほうが、いいのかもしれない。

 ただ、今回は、いい会議になった。

 この日は、答申案の検討であるが、そのたたき台を私が書いた。ここ数回、マロンや連れ合いのケガが続いたので、委員会に参加できず、みんなの意見を十分把握しないままに書いた。

 当然、反発がある。議論を踏まえていないのではないかというものである。それは当然出てくると思ったし、修正していくなかで、当事者性もでてくると考えていたが、一つ、大きな失敗をしてしまった。

 「専門人材を発見し、仲間に入れよう」と書いてしまったのである。趣旨は、戸田市は、働き盛りの人が多く、東京に勤めている人も多い。企業や組織で、専門的な仕事をしている人も多いからである。

 地域課題が複雑化、高度化しているなかで、こうした専門知識をまちづくりに取り込む必要があるが、戸田市はそれができるし、大事だと思ったからである。具体的にはその人たちによるプロボノをイメージした。

 ところが、会長の横山さんから、「自治基本条例を一緒につくってきて、松下さんから教わったのは、みんな価値を持っていて、誰もがその人ならではの強みや特質を持っている。それを引き出し、活かすのが自治基本条例ではないか」。「にもかかわらず、優れたエリートをまちに呼び込むようなイメージの「専門人材」だとすると、それは違うのではないか」といった趣旨の指摘である。

 これは「教えたはずが教わった」ことになった。むろん、専門人材といっても、その人が会社や組織のなかで体得した知識や経験(例えば会計については詳しい。SNSに詳しいなど)であるが、ともかく、「教えたはずが教わった」と感じたのは、実際なので、大いに自戒することになった。

 当初は30分くらいの打ち合わせかと思ったが、1時間半以上の長い打ち合わせになってしまったが、学びがあったので、よしとしよう。

 予感がしたのだろう。食事の下ごしらえは、してあったので、怒られずに、夕飯はあっという間につくることができた。

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