松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★明日の八代(まち)づくり講演会(八代市)

2012-11-05 | 2.講演会・研修会
 熊本県八代市で市民協働と自治基本条例を考える講演会があった。市民ホールは、400人の市民が集まってくれた。今回は、私の話と質疑で2時間という設定で、自治基本条例とは何か、なぜ今つくるのかを話をした。
 どの講演会でもそうだが、条例ということになると、多くの市民は引いてしまう。そんな前情報もあり、野球の話や具体例を交えて、話すことにした。観客席のライトがほどよく、参加者の表情を見ながら話すことができた(暗すぎて見えない会場もある)律儀な土地柄を反映して、みな熱心に聞いてくれた。
 自治基本条例の意義を明らかにするために、地方自治の厳しさを前面に出して話すことになる。たしかに、人口減少や国家財政のひっ迫で、自治の新たな展開が必要であるが、しかし、自治(自分たちで考え、実践する)ということは、財政が厳しいからやるのではなく、もともとそういうものだから、やるのである。もし、自治体が、再度豊かになっても、自治はやるものである。この辺りの話のバランスは難しいが、私たちが本来持っていた自治の原点、自治力を思い出して、持続可能な地域づくりをしていこうというのが自治基本条例である。
 終了後、役所の人たちが、球磨川を少し遡った郷土料理のお店に案内してくれた。松泉閣という名前である。残念ながら、もうすっかり暗くなっているので、周辺の様子は分からないが、空気が新鮮でいい匂いで、星がきらきらしていたから、きっと山間のお店なのだろう。近くに球磨川が流れている。
 ここの名物料理をごちそうになった。まず天然鮎の塩焼き。観光地で食べる貧相な鮎とは違ってまるまると太っている。普通の鮎とは違い、自然の味がした。珍しかったのは川かに。小さいので、北海道のカニのように、足の肉やみそをたべようとしたら、殻も含めてバリバリ食べるとのこと。なるほど。バリバリと食べさせていただいた。イノシシ鍋もあった。イノシシは新城でおなじみであるが、味噌が違い、こちらは優しい感じのイノシシ鍋である。土地土地ごとに違うというのを改めて感じた。
 八代といえば、海のまちをイメージしていたが、合併で宮崎県境の五家荘まで八代になった。いただいたパンフレットを見ると、行ってみたいと思うところが山ほどあった。11月23日には妙見祭というお祭りがある。頭は蛇で体は亀であるガメのお祭りで、そこに町内ごとの笠鉾がでる。祇園祭の八代版である。
 八代は飛行機で来ればあっという間で、しかも今回乗ってきたスカイマークは安いので、簡単に来れる。もともとは、連れ合いとこようと計画していたが、急用が入って私だけが来ることになった。天然鮎や川かにの話をしたら、きっと悔しがるだろう。今回の件は内緒にしておいて、今度、連れてくるときに驚かしてやろう。


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2 コメント

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ご講演ありがとうございました! (つっちゃん)
2012-11-08 11:27:02
先日は、2日間にわたるご講演、誠にありがとうございました。参加された方々からも好評をいただき、今後の活動に拍車がかかったものと実感しております。
大したおもてなしもできませんでしたが、また機会がありましたら、ぜひ奥様ご同伴でお越しください。
自治基本条例の検討が本格的になる頃に、再度、お力をお借りしたいと思いますので、宜しくお願いいたします。
次回は、妙見祭に合せた日程にしましょう!
先生の今後のご活躍をお祈りしております。
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お世話になりました (マロン教授)
2012-11-08 17:44:31
 この度は、2日間にわたって、いろいろとお世話になりました。微力ですが、少しでも自治が進む役に立てれば幸いです。八代は、思いのほか、深いところで、改めて勉強になりました。その地域の魅力を大いに発信してください。私も応援しています。みなさんによろしくお伝えください。
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