松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆原稿ができる『協働が変える 役所の仕事・自治の未来』(三浦半島)

2012-11-08 | 1.研究活動
 ポチポチを書いていた原稿をようやく書き上げた。
 『市民力ライブラリー』(萌書房)の第4冊目(私は3冊目)になる。
 市民協働については、前著『市民協働の考え方・つくり方』があるが、今回は、その続編にあたる。今回のサブタイトルを「総務課だって協働がある」としたように、協働は、全課、全職員の問題であるという内容である。
 ・協働とは、行政と市民が一緒に汗を流すことではなく、市民を公共主体として位置付けて、その力を存分に発揮することである。
 ・その結果、役所は、仕事のあり方をすべて見直すことになる。総務課だってそうである。協働という視点で見直すと、さまざまなことがあるが、それを具体的に書いてみた。
 ・今回は、ですます調で書いてみた。他の本でも、ですますで書いたものがあるが、であるorですますの選択は、最初の書き出しで決まる。その結果、今回は、ですますになった。
 本を書くというのは、きりがない作業である。時間があれば、いつまでも修正をすることになるのだろう。まあ、この辺りでという区切りが必要で、それが締め切りで、これはよくできたシステムである。ただ市民力ライブラリーは、締切りがないので、自分自身で締め切りをつくるという難しさがあるが、ともかく、今回は一区切りがついてよかったということである。
 本を書くときの一番の楽しみは、原稿を書き上げて、メールで送るときである。これは完成の満足感ではなく、もう書かなくてよいという安堵感のゆえである。原稿を送った後は、今度は、できが気になってくる。一定の水準に達しているのかという不安である。でも、しばらくたつと、この原稿のことは忘れてしまい、次の原稿が気になってくるというプロセスをたどることになる。
 こうした作業をどのくらいやってきたのか。数えてみたら、実質上の単著は、これで14冊目になる。よく書いたものだと思う。むろん量ではないので、自治体職員や市民が、どれだけ多く読んでくれるかが勝負である。
 萌書房の白石さんとは、去年の文化祭以来で、ちょうど1年、お会いしていないことになる。萌書房といえば哲学書であるが、それとは正反対の軽さが魅力である。
 萌書房は奈良の柳生にあるが、柳生は奈良市といっても、だいぶ奥まったところにあるので、もう紅葉が始まっているという。そういえば、奈良には随分と行っていない。以前、京都に住んでいた時は、よくコーヒーを飲みに奈良まで行った。今度、あいさつを兼ねて、行ってみることにしよう。
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