松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆論文の査読をする(三浦半島)

2013-12-30 | 1.研究活動
 所属している学会から論文の査読を頼まれた。ようやく冬休みに入り、時間も取れたので、講評を書くことにした。

 実は論文の査読を頼まれるのは初めてである。いくつかの学会に入っているが、私の学会活動は、極めて低調で、年1度開かれる大会にも行くことがほとんどなくなった。したがって、学会の運営メンバーとは、面識が乏しいが、今回は、協働テーマなので、私のところにお鉢が回ってきたのだろう。

 学会は、たいていの場合、遠方で開かれるので、なかなか日程が合わない。通知が来ると、その日はすでに別件が入っているという状態だからである。
 とはいっても、これは意識の問題で、学会(大会)は、たいていは、一年前から決まっているので、行くつもりがあれば、最初に日程を押さえるからである。研究者たる者、心構えができていないというお叱りを受けてしまいそうである。

 なぜ私自身の学会に対する優先順位が低いのか。私自身がたいした研究をしていないというのが大きな理由であるが、学会の仲間向けの原稿は、いまひとつモチベーションが上がらないからである。私が意識するのは、現場で実務にあたっている自治体職員や現場で模索している市民の人たちで、この人たちが、簡単に手に取れて、容易に読むことができ、少しでも自信がつく本を書こうと思っているからである。

 そんな査読論文をしばらく書いてない立場で、偉そうに論文の査読というのは気が引けるが、執筆者のさらなる奮闘を期待して、講評を書いてみた。

 冬休みに入って、「大掃除、大掃除、買い物、ようやく原稿の直し」という日々となった。連れ合いから、「暮れの忙しいときに、本を書いている場合じゃないでしょ」と怒られるのが日課になった。構ってもらえない犬のマロンは、雑巾を盗んだり、落ちていたボールペンを破壊するといった、気を引くためのいたずらをしている。 
 今年もあと2日になった。
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