★御用納め今昔（八王子市）

　御用納めの政策法務研修となった。

　何度か書いているが、この日が御用納めとは気がつかずに、簡単に予定したのが発端である。こんな日に法務研修を提案する私もおおざっぱであるが、やりましょうという八王子市もすごいと思う。なによりも実際、参加する研修生もすごい。

　この日、スタートした当初は、早めに切り上げて終ろうと考え話を始めた。しかし、どんどん調子が出て、最後は、白熱教室方式で、ついつい終業時間の５時過ぎまで話をしてしまった。いやな顔をせずに聞いてくれた受講者に感謝である。

　私が最初に金沢区へ入ったころは、御用納めの日は、もう１０時ころから、職場で飲み始めた。さすがに窓口で飲むことはなかったが、作業スペースでの宴会となった。お客が来ない総務課の職員は、酒ビンを持って、各課に回ってくる。私たちは、すっかり出来上がって窓口にでることになる。
　窓口に住民票を取りに来たお客さんは、文句は言わずに、むしろ「せっかく盛り上がっているところすいません。住民票をお願いします」と言った感じで話しかけ、こちらは赤ら顔で「いやいや仕事ですから」といって、住民票を渡す。そんな時代であった。

　これも最初の数年で、そのうち、裏の会議室でこそこそと飲むようになり、そのうち、いつからか、仕事納めの乾杯もなくなってしまった。

　この日、御用納めで、しかも時間一杯の研修となったが、終わりよければすべてよしと考えて、よいことにしよう。来年は、ちょんと日程を見て、講演や研修を引きうけることにしよう。