松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆社会教育の役割(寝屋川市)

2015-01-23 | 1.研究活動

 寝屋川市の社会教育担当者の職員に対して、社会教育の今日的意義と役割について話をした。

 自治を取り巻く状況がますます厳しくなることに反して、逆に地方自治に期待されている役割が高まっている。自治基本条例を始めてする地方自治の変えていく取り組みは、自治を担う市民を育てていく活動でもある。

 社会教育は、人づくりの第一線における役割が期待されている。

 地域住民同士で学びあい、教えあう相互学習等を通じて、「自立に向けた意識を高め、地域住民一人一人が当事者意識を持って能動的に行動(「自助」)するために必要な知識・技術を習得できるようにするとともに、学習活動の成果を協働による地域づくりの実践(「互助・共助」)に結びつけるよう努めることが求められている」(文部科学省 今後の社会教育行政等の推進の在り方について)。ここでは、住民一人ひとりの当事者性と、学んだことを地域や社会に戻すことがポイントである。

 こうした中で、寝屋川市は、「社会教育推進計画(平成27~32年度)」をつくり、「夢を育むひとづくり」を基本理念に、市民が学んだ成果が地域に還元される「学習循環型社会」をつくっていこうとしている。こうした社会教育の意義と背景について、話をした。 

 学習会は、夕方の夜6時半からであったが、20名以上の職員が参加した。熱心にうなづきながら、話を聴いているのが印象的だった。感謝申し上げたい。

 寝屋川市は、大阪国際大学にいたときからのご縁であるので、ずいぶんと長い付き合いになった。個人的には、寝屋川市で理事をやられた荒川俊雄さんとは、ずいぶんと長いお付き合いになった。同じ雑誌に記事を書いたのが最初で、それを読み、寝屋川には、すごい人がいるなあと知り、その後、自治体学会等でも、なんどかご一緒した。無理なお願いもしたこともあった。昨年9月に亡くなれたが、いつも穏やかで、後輩の私にも、あれこれと気を使っていただいたことが忘れられない。

 学習会が終わり、この日は、そのまま家に帰ることにした。京阪の寝屋川市駅から丹波橋まで行き、近鉄に乗り換え、京都から、最終新幹線の2つ前で帰ることができた。ところが新神奈川で京浜東北線が遅れて、京浜急行浦賀行きは最終電車となってしまった。

 ちなみに、しばらく関西に住んでいたので、京阪、近鉄は得意である。知ったかぶって、駅名を略していうことができる。近鉄の桃山御陵前は、モモゴである。丹波橋は、タンババというが、「「シ」しか略していないではないか!」というところが、つっこむところである。

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