★地域で楽しく議論する（ＮＯＭＡ）

　今回の日本経営協会（ＮＯＭＡ）の研修は、地域で楽しく議論するをテーマとした。

　地域力を発揮していくために、力をつけていくべきことはたくさんあるが、地域において創造的議論ができることも重要である。いいアイディアを引き出す議論、また次も参加してみようと思わせる議論が必要である。

　その実践例として、静岡県牧之原市政策協働部政策創生専門監の加藤彰さんに来ていただき、牧之原市の「地域の絆づくり事業と市民による市民ためのワークショップ」をテーマに情報提供してもらった。　

　静岡県牧之原市では、平成24年度、市内10の小学校区において地域組織の連携強化を図るとともに合意形成の仕組みづくりを促進するため「地区自治推進協議会」を結成し、試行的な取組みとして「地域の絆づくり事業」を行っている。この話し合いを有意義にするために、進行役として、一般市民を対象に「まちづくり協働ファシリテーター(通称：市民ファシリテーター)」を育成し、市民による市民のための話し合いを行う持続可能な仕組みを目指しているものである。

　研修では、牧之原市の例を踏まえて、地域における楽しく活発な話し合いの進め方と技術を考えた。

　参加者は１６名、北は盛岡市から南は佐賀市までの参加である。いつものことであるが、初めて会った人たちなので、最初は緊張気味で始まったが、あっという間に打ち解けて、楽しい研修会となった。

　相模原市南区区民会議は、今年のテーマは、「地域で楽しく議論する技術」なので、牧之原市の加藤さんには、市民コーディディネータの人と一緒に相模原まで来てもらって、一度研修会をやろうと思う。