松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

◇地元の委員(三浦半島)

2018-09-25 | 5.同行二人
 前の記事(今度、市民公募で委員を申し込もう)に関連して、思い出したことがあった。
 
 連れ合いから、厳しく言われていたことがある。「地元では、仕事をしないように」。

 いくつかの自治体から審議会の委員や講演会や研修会を頼まれる。しかし、地元では、現在は、景観審議会の委員のみである。連れ合いの理由は、「どこに犬仲間の知り合いがいるか分からないので、横須賀市の委員は引き受けないように」である。

 一度、地元の自治体から、自治基本条例の講演会を頼まれたことがあった。自治基本条例なので、これは引き受けようと考えた。連れ合いは、このブログも読まないし、マロン君の散歩仲間も、講演会に来るとは思わないから、バレはしないと考えたのである。

 ところが、市の広報紙の講演会のお知らせを載せることになり(これは当然であるが)、あまつさえ、私の大きな写真付きで広報紙に載せるという話だった。その実物の広報紙は、もうなくしてしまったので、ややおぼろげであるが、とても大きな写真付きであった。

 そこで慌てて、とにかく連れ合いにはバレないようにするには、どうしたらよいか知恵を絞った。ともかく、広報紙が連れ合いの目に触れないようにすることが肝要なので、そこで私は、広報紙がポストに配られる頃、何度も、ポストを見に行くことにした。そして、その努力の甲斐があって、連れ合いに見られることなく、すばやく回収を終え、廃品回収の新聞の束の下の方に押し込んでおいた。

 これで一件落着と思っていたら、数日後、悪事は露見した。マロンの散歩に出た連れ合いが、犬仲間から言われたようである。「マロン君のお父さん、広報紙に大きく出ていたわよ」。「え、見てないわ」。

 そこで、おずおずと、新聞の束の下の方から、広報紙を出して、見せることになった。悪事に悪事を重ねたので、二重に怒られるかと思ったが、連れ合いからは、「写真のとり方がうまい」。「そこかよ」と思ったが、いまさら、怒ってもしょうがないと思ったのだろう。

 連れ合いによると、犬仲間の反応が面白かったようである。「マロン君のお父さんて、ネクタイするんだ」。これも「そこかよ」であるが、真面目な顔をした紹介写真(雑誌や大学で撮ってもらったもの)が、いつもとは違って、とても珍しかったのだと思う。

  
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆市民自治を大いに語る(横須... | トップ | ☆受託者・非常勤職員に対する... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

5.同行二人」カテゴリの最新記事