松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆研修で心がけていること(本郷台)

2014-09-16 | 1.研究活動

 神奈川県下の自治体職員との研究会である。何回目なのか、回数が分からなくなった。

 連れ合いと約束したので、9月から10月にかけて、研修や講演は、お休みにしているが、その例外となったのが、この日の研究会である。研修や講演ではないという理由もあるが、思わず日程を入れてしまったというのが事情である。ただ、この日の例外について、出かけるときも、帰ってきてからも、連れ合いは何も言わないのは、もしかして、研修や講演を1カ月お休みするとの約束を忘れてしまったのだろうか(本当にお休みすると信じてないのだろうか?最近、講演や研修にいかなのねえ?と言われたら、どうしよう)。

 さて、この日の研究会では、2月に出す研究会の報告書の内容と担当を決めた。この研究会で心がけているのは、政策形成の研究会であるということである。具体的には、
 ①事例研究して、先進事例を紹介するだけにとどめない(多くの研究会はこんな感じ)。政策提案までしっかり行う。
 ②提案する政策も、自治体実務では、あまり課題になっていないテーマやこれまで気がつかなかったテーマや内容で行う。これが一番しんどく、今回もここで苦闘している。

 研修を生業にしている人ならば、そこまではできないだろう。特に何といったことのない「政策提案」を指導して、受講者もお約束的に(実現可能性や有効性がないと思っても)「政策提案」して研修を終える。研修センターの担当者も、「政策提案」まで踏み込んだ研修ができましたと成果を提出して、終わりである。

 しかし、そうした「政策提案」にとどめずに、もう一歩も二歩も踏み込んだ政策提案をしようとというのは、自治体職員にとって、そうした政策提案が今、必要になっているという事情もあるが、同時に、幸いというか、私は、大学から給料をもらっているため、生業のために研修をやらないですむので、この好位置にいるという利点を使って、もうちょっと本格的な研修を行うのが、私の役割だと思っているからである。

 時間との勝負で、どこまで行けるかは分からないが、あと3か月、もうひと踏ん張り、頑張っていこう。ファイト。

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