焼津市で自治基本条例の市民案ができあがった。お盆休みの帰宅ラッシュの最終日、焼津市へ出かけた。
焼津市の自治基本条例は、協働ファシリテーターの今井邦人さんがずっと伴走している。今井さんは、市民協働立法型の自治基本条例づくりに関しては、私よりもずっと先輩で、多摩市の自治基本条例から、ずっとやっている。
市民案は、とてもいいものになった。ひとことで言うと、条例にありがちな、権力的な、尖ったところが取れた、穏やかな条例になった。自治基本条例は、みんなを元気にし、励ます条例であるが、そんな条例案になった。
それは、何度も市民PIをやったからである。まちに出て、市民の意見を聞けば聞くほど、市民の思いに近い条例になっていく。この条例案の優れたところは、この市民PIの成果を条例案に反映したという点である。当たり前のことのようではあるが、せっかくの市民PIが条例案に活かされない事例もときどきある。こうした愚直さが、今井さんらしいし、焼津市らしさである。
最後なので、みなで、ひと言を言って終わりにすることになった。それぞれが心のこもったひと言になった。始まったときの挨拶とは雲泥の差である。これは実際に2年間、考え、苦労してきたからで、裏付けを持った言葉は、やはり説得力がある。市民委員の人たちは、人生の中で、とても貴重な経験をしたのだと思う。
私は、みんなに追いつかれてしまったといった話をした。これは率直な感想である。
自治基本条例は、自治の文化をつくる条例であるから、最も基本になるのは、その人が、まちをどれだけ大切にしているか、その人の市民性や人間性の勝負になる。この部分では、大学教授という肩書や専門的知識は、ほとんど役立たない。
この2年間で、私は、彼らに追いつかれ、ある部分では追い抜かれてしまったが、爽快な気持ちである。これが自治基本条例づくりだからである。
最後のひとことで、自治基本条例は大人をつくる条例だという挨拶があった。そうである。大人とは市民のことでもあるが、自分だけのことだけでなく、他者にも思いを馳せ、まちのことにも思いを馳せることができる社会(市民)をつくっていくのが自治基本条例である。これを言い換えると、民主主義であるが、この自治の原点を考えた自治基本条例づくりになった。
行政の人たちも、この2年間で随分と変わった。第一、最初は、みなネクタイをしていた。鎧をつけて市民に対したのがスタートである。最後に、担当の部長さんが、心のこもった、とてもいい挨拶をしたが、足元を見るとサンダル履きであった。会議のなかでも、相手に配慮しつつも、担当者が自分の思いを語る場面も何度もあった。それだけ信頼関係ができたのだと思う。市民と一緒にやっていくと行っても、必ずしも簡単なことではないので、こうした成功体験を伝承し、伝播してもらいたい。
会議の中休みに、事務局バンド・自治基本条例ズの『自治基本条例はじめました』があった。どうやら今度、CDデビューするらしい。発売されたら、授業で学生たちに聞かせて、レポートを書いてもらうことにしよう。
自治基本条例はじめました
1番
C Em
ある日市長に言われた 焼津のため市民のため
Am F
まちづくり条例 すぐにつくれと-
F C Am F G C
そしておっとしの11月 市民会議立ち上げ 自治基本条例はじめました
F C Am F G C
経験もない 人もいない 予算もないけど 自治基本条例はじめました
F C Am F G C
松下教授たずね- 今井さん紹介されて- 自治基本条例はじめました
F C Am F G C
地方分権 地震津波 少子化対策にとー 自治基本条例はじめました
4番まであります。
焼津市の自治基本条例は、協働ファシリテーターの今井邦人さんがずっと伴走している。今井さんは、市民協働立法型の自治基本条例づくりに関しては、私よりもずっと先輩で、多摩市の自治基本条例から、ずっとやっている。
市民案は、とてもいいものになった。ひとことで言うと、条例にありがちな、権力的な、尖ったところが取れた、穏やかな条例になった。自治基本条例は、みんなを元気にし、励ます条例であるが、そんな条例案になった。
それは、何度も市民PIをやったからである。まちに出て、市民の意見を聞けば聞くほど、市民の思いに近い条例になっていく。この条例案の優れたところは、この市民PIの成果を条例案に反映したという点である。当たり前のことのようではあるが、せっかくの市民PIが条例案に活かされない事例もときどきある。こうした愚直さが、今井さんらしいし、焼津市らしさである。
最後なので、みなで、ひと言を言って終わりにすることになった。それぞれが心のこもったひと言になった。始まったときの挨拶とは雲泥の差である。これは実際に2年間、考え、苦労してきたからで、裏付けを持った言葉は、やはり説得力がある。市民委員の人たちは、人生の中で、とても貴重な経験をしたのだと思う。
私は、みんなに追いつかれてしまったといった話をした。これは率直な感想である。
自治基本条例は、自治の文化をつくる条例であるから、最も基本になるのは、その人が、まちをどれだけ大切にしているか、その人の市民性や人間性の勝負になる。この部分では、大学教授という肩書や専門的知識は、ほとんど役立たない。
この2年間で、私は、彼らに追いつかれ、ある部分では追い抜かれてしまったが、爽快な気持ちである。これが自治基本条例づくりだからである。
最後のひとことで、自治基本条例は大人をつくる条例だという挨拶があった。そうである。大人とは市民のことでもあるが、自分だけのことだけでなく、他者にも思いを馳せ、まちのことにも思いを馳せることができる社会(市民)をつくっていくのが自治基本条例である。これを言い換えると、民主主義であるが、この自治の原点を考えた自治基本条例づくりになった。
行政の人たちも、この2年間で随分と変わった。第一、最初は、みなネクタイをしていた。鎧をつけて市民に対したのがスタートである。最後に、担当の部長さんが、心のこもった、とてもいい挨拶をしたが、足元を見るとサンダル履きであった。会議のなかでも、相手に配慮しつつも、担当者が自分の思いを語る場面も何度もあった。それだけ信頼関係ができたのだと思う。市民と一緒にやっていくと行っても、必ずしも簡単なことではないので、こうした成功体験を伝承し、伝播してもらいたい。
会議の中休みに、事務局バンド・自治基本条例ズの『自治基本条例はじめました』があった。どうやら今度、CDデビューするらしい。発売されたら、授業で学生たちに聞かせて、レポートを書いてもらうことにしよう。
自治基本条例はじめました
1番
C Em
ある日市長に言われた 焼津のため市民のため
Am F
まちづくり条例 すぐにつくれと-
F C Am F G C
そしておっとしの11月 市民会議立ち上げ 自治基本条例はじめました
F C Am F G C
経験もない 人もいない 予算もないけど 自治基本条例はじめました
F C Am F G C
松下教授たずね- 今井さん紹介されて- 自治基本条例はじめました
F C Am F G C
地方分権 地震津波 少子化対策にとー 自治基本条例はじめました
4番まであります。
40年前の相模女子大を追憶し、麻布獣医科大学学生自治会長の立場で乗り込んだ 大学祭 タンスパティー等々女子大との交流 市内のよしみで・・・・伝統的に交流あり、身近に感じた先生のプロフィール、東京オリンピック聖火リレー神奈川県庁前の賑わい、長洲知事・飛鳥田市長の個性豊かな交流に花やいたものでした。 <素敵な縁の積み重ねが人生>
①小才⇒縁に会って縁にきずかず
②中才⇒縁に会って 縁を生かせず
③大才⇒袖振り触れあう 縁を生かす
※基本条例 P21ページは市民受けには難しい
松下哲学で 紐とく 意外性の使命感流石感動で
した
※新公共・NPOも財政難行政の市民参加の素晴ら
しい手段ですね・・・・常に市民・けんみん目線で
ご支援ください。ありがとうございました。
静岡 老婆心山本 明
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亀井勝一郎は、縁というのは偶然ではなく、出会おうとする思いがあるから、出会いがあり、縁ができると言っていますが、まちづくりのために出会った人たちの縁(思い)を大切にしながら、それを育めるようにしていける仕組みや制度をつくっていくのが、私の仕事だと思っています。
春のサガジョの桜は、きれいですよ。ちょっと足を延ばしてください。