神奈川県下の自治体職員による研究会である。9回目だろうか。最後のひとやまを乗り越えようとしている。
この研究会では、これまでずっと、常に新しいテーマを考えてきた。ということは、研究会の提案(答え)の部分で、いつも苦しむことになる。研究生も私も、お約束の答えがない中で、試行錯誤で何とか答えを出してきた。
この日の数日前、一通り、報告書ができたということで、データが私のところに送られてきた。報告書にして100ページを超える分量なのでそのチェックは、いつも苦労する。ただ、今回は、事務局のFさんが、きちんと事前に見ていてくれたので、ずいぶんと助かった。
精読してみて、やはり気になるのは、最後の提案部分である。現状分析や調査報告はきれいにかけているが、それらを踏まえた提案の部分が、ちょっと足りないあという印象を持った。議論が足りないのだろう。かといって、こしたらといった明確が対案がないので、ともかく、研究会当日の議論に委ねることにした。
この研究会では、研究員の独創的なアイディアや作業については、固有名詞を入れて、〇〇式と名付けている。この日の研究会でも、この最後の部分について、メンバーからT式と名付けるアイディアが出て、方向性が出ることになった。これで最後がみえたのではないか。12月の最後に最終確認の研究会があって、これで報告書のほうは、形になっていくことになる。
この日、報告書に載せる写真を撮った。報告書には、この研究会らしい写真が載ることになると思う。