松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆開発と負担(相模原市)

2015-11-21 | 1.研究活動

 相模原の市民グループが発行する季刊の総合雑誌「アゴラ」から依頼された原稿の校正版を出した。テーマは、「相模原市広域交流拠点整備計画― 期待と不安の間で ―」である。こんな感じで書き出した。

 「相模原市広域交流拠点整備計画は、橋本駅と相模原駅周辺のエリアを一体的に開発する一大プロジェクトである。目標年次は、リニア中央新幹線が大阪まで開通する2045(平成57)年度で、計画期間も約30年間と長期に及ぶ。

 この計画の核となっているのが、リニア中央新幹線の新駅建設と相模総合補給廠の一部返還である。リニア中央新幹線ができると、東京から名古屋までを40分、東京から大阪までを67分で結ぶことになる。また、相模原駅北側にある相模総合補給廠が、一部返還(約17ヘクタール)され、また共同使用(約35ヘクタール)できることになる。

 昨今、これだけのポテンシャルのある計画も珍しい。反面、不安もある。そのなかで確かなのは、たた手をこまねいているだけでは、無秩序・無計画な開発、活用になってしまうということである。どのようなまちをつくるのか、市民も大いに関心を持つべきだし、市長や議員の経営手腕も問われてくる。」

 4000字という約束でだったが、結局6500字の原稿を書いてしまった。やはりというか、編集部から、とてもページが収まりませんというSOS。急いで4000字にカットして原稿を返した。その分、遊びのない原稿になってしまったが、仕方がないだろう。

 特別職報酬審議会の答申と広域交流拠点整備計画の原稿と続いたので、相模原のことがずいぶんと勉強になった。

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