松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆協働とは何か(つくば市)

2010-01-15 | 1.研究活動
 つくば市へは何度か来ているが、つくばエクスプレスの終点、つくば市駅は、今回が始めてである。ここのセンターで、協働とは何かを話した。
 協働が一般的になっている中で、協働の意味が問われている。
 『市民協働の考え方・つくり方』でも書いたが、協働を一緒に汗を流すことと考えると、協働は一部の職場の仕事になってしまう。NPOとは縁がないから、協働は関係ないということになってしまう。しかし、なぜ協働が論じられたのかというと、役所だけのまちづくりでは、市民の幸せが実現できなくなっているからである。市民自身もまちづくりの主体となって、その力を発揮してこそ、よいまちが出来上がる。そのパラダイムが協働である。市民の幸せ実現という観点から見ると、職員も仕事のスタンスが変わり、市民が、その力を発揮できるように、サポート役として力を発揮することが職員の役割のひとつとなり、職員の仕事ぶりを変えるのが協働である。
 これまでの協働のイメージと違ったので、戸惑わせてしまったのではないかと心配になるが、テキストとして配布された『市民協働の考え方・つくり方』を時間があるときに、ぜひ読んでみてほしい。
 つくば駅までくると、筑波山は間近である。麓には温泉もあるそうである。今度こそ、ゆっくりと来て、泊まろうと思う。
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