松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

☆シンポジューム 認知症・大牟田方式を学ぶ「安心して徘徊できるまちづくり」(相模女子大学)

2015-05-13 | 1.研究活動

 相模女子大学松下ゼミ、今年のシンポジュームは、認知症・安心して徘徊できるまちづくりです。大牟田方式を学びます。

 認知症高齢者は、2012年時点で、全国で約462万人いると推定され、2025年には700万人にのぼると推定されています。実に65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になると見込まれています。

 認知症に対するアプローチはいくつかありますが、私たちのゼミでは、まちづくりの観点から認知症を考えてみました。認知症になった人たちを優しく包むまち・安心して徘徊できるまちづくりです。

 福岡県大牟田市は、炭鉱の町として栄えましたが、炭鉱の閉山や基幹産業の衰退等により人口流出が進み、高齢化が進んでいます。大牟田市の高齢化率は32.9%で、全国平均(25.6%)と比較しても高い数値となっています。

 特に、2004年度以降は、後期高齢者(75 歳以上)の数が前期高齢者(65歳~74歳)を上回るようになり、全国と比較しても後期高齢者の割合が高くなっています。いわば全国の高齢化問題を先取りした自治体といえます。

 この大牟田市で、「はやめ南人情ネットワーク」は、認知症の人やその家族を地域で支えるための活動などを行っています。特に認知症問題に対応するため、ほっと・安心(徘徊)ネットワークの徘徊模擬訓練は、この駛馬南校区からスタートし、全校区へ、そして全国へと取り組みが広がっています。

 今回、「はやめ南人情ネットワーク」の代表で、「安心して徘徊できるまちづくり」をリードしてきた汐待律子さんに来ていただき、始めたきっかけや苦労されたことなど、お話を伺います。ぜひご参加ください。

  大牟田方式と呼ばれる汐待さんのたちの取り組みは、第4回地域再生大賞を受賞しています。

開催概要
開催日程 6月7日(日)13:00~15:00
会  場 相模女子大学 7号館1階711教室
講  師 汐待 律子 氏(「はやめ人情ネットワーク」代表世話人)
内  容 ・大牟田市について(学生の報告)
・汐待律子氏による講演、質疑応答
会場内のフロアには、写真等の掲示物等を展示します
対  象 不問。どなたでも参加いただけます。
申  込 申込不要(入場無料)
お問合せ先 社会マネジメント学科 松下啓一

社会マネジメント学科 松下啓一
s100ninnno1po@yahoo.co.jp

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